コネチカット生まれ、フロリダで育ちLAを拠点に活動するシンガーソングライター、 Kyle Dion (カイル・ディオン)。
父親がコネチカット州のラッパー、母方も音楽一家ということもあり幼少のころからスタジオセッションやソングライティングを経験しその才能を育んでいたという。
2014年にミックステープ、『Sixes&Sevens』をリリース。その後、2016年には初のEP『Painting Sounds』を経て2019年にデビューアルバム『Suga』をリリース。
アッシャーなどのコンテンポラリーなR&Bを聴いて育ったようですが、ジャズ、ソウル、ポップのエッセンスをうまく取り入れたサウンドメイクと、美しいファルセットボイスはD’angeloやMaxwellに通ずるアーバンメロウなたたずまい。
少しレトロだけど新しさもちゃんと感じられる、そんなスウィートで大人なネオソウルを探している人にはピッタリなアーティストです。
直近では2021年セカンドとなる『SASSY』、2022年に『SASSY』と同じシーケンスのままでさらに4つの追加トラックが含まれてた『SASSY (Deluxe)』をリリース。
ますますパワーアップしたKyle Dionらしさ全開の楽しさ溢れるアーバンネオソウルが展開されています。
Kyle Dion : レビュー
Hazy feat. Tkay Maidza
『SASSY (Deluxe)』に追加されたトラック。オーストラリアの注目アクトTkay Maidzaとタッグを組んだ、クリーミーなR&Bと涼し気なギタータッチにヒップホップのエッセンスも加わった爽やかトラック。
Drip feat. Duckwrth
アルバム『SASSY』のハイライトともいうべきDuckwrthとの痛快ダンサブルチューン。
Kyle Dion – Brown
どこかクラシックで、ディアンジェロやスンニ・コロンのように洗練された芳香なスィート・ソウル。
▼Sunni Coloneの記事はこちら▼
Kyle Dion – Play Too Much feat. UMI & DUCKWRTH
注目のシンガーUMIとLAのラッパー兼シンガー、ダックワースとのコラボ。3人の個性がハマった爽やかソウル。おススメ。
▼UMIの記事はこちら▼
Kyle Dion – Cool Side Of The Pillow
アコースティックギターの音色とカイルのファルセットボイスが美しく絡み合う極上メロウチューン。
Kyle Dion – Time Heals, Just Not Quick Enough
真っ赤なこのMVと同じく赤ワインが似合いそうな、ほど良い濃厚さを纏うグルーヴィ・アーバンミッドチューン。
Brasstracks – Professional feat. Kyle Dion
KehlaniのデビューEPやSoulectionレーベルのコンピで日本人クリエイターstarLoなどと、この美しいファルセットボイスを生かした客演も数々こなしています。
その中から、ブラスバンドトラックを駆使するプロデューサーデュオ、Brasstracksとのダンサブルな作品。
Kyle Dion : まとめ
LA発のフレッシュ・アーバンネオソウル、Kyle Dion(カイル・ディオン)でした。
制作陣はいまLAでヒップなレーベルとして注目を浴びているSoulectionの面々が携わっているようで、なるほど最新のサウンドを感じられるわけですね。