カナダ、トロントを拠点にするシンガーソングライター、 Lydia Persaud (リディア・パーソード)。
10代の2008年から音楽活動を開始し、トロントの大学ハンバーカレッジでジャズ プログラムの学士号を取得。
トロントのジャズクラブで経験を積み、トロントの音楽コミュニティの中で様々なミュージシャンたちとのコラボレーションでスキルを磨き、2018年に『Honey Child』でソロアーティストとしてデビュー。
バリトン・ウクレレを使って作曲されるフォーキーなアコースティックサウンドと70年代ソウルシンガーのような表現豊かでソウルフルな歌声によるフォーキー・ソウルは、「フォーク・フェスティバルでビル・ウィザースのバンドに同席したロバータ・フラック」と評されるもの。
2019年1stアルバム『Let Me Show You』、2022年4月に2ndアルバム『Moody 31』がリリースされています。
ジャズ、R&B、フォークを組み合わせた繊細でシルキーなオーガニックソウルは、MockyやThanya Iyer、Badbadnotgood、Jonah Yanoなどのカナダ勢らしい雄大さとクリエイティビティを感じさせる世界観です。
Lydia Persaud : レビュー
Good For Us
アルバム『Moody 31』より、文字通りムードのあるアコースティックなイントロダクションからスムースなボーカル、70年代ソウルのようなサビのグルーヴ感すべてが心地よい仕上り。
Words For Her
ウクレレのフィンガーピッキングが美しく響くラブロマンスなフォーキーソウル。
I Got You
ロバータ・フラックやダニー・ハサウェイからジョニ・ミッチェルやキャロル・キングをも思わせる70年代のソウル、ジャズやフォークサウンドのクラシックな温かさを全体にまといつつ爽やかに仕上げた秀作。
Let Me Show You
2019年アルバム『Let Me Show You』からのタイトルトラック。マイケル・キワヌカあたりにも通じる有色人種としてのアイデンティティを押し出した芯のあるモダンソウル。
バリトン・ウクレレで綴るアコースティック・ソウル、 Lydia Persaud (リディア・パーソード)でした。
非常に繊細で美しく、それでいて芯のあるアコースティック・ソウルアーティストです。