ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するローファイR&B/ソウルシンガー、マルチインストルメンタリスト、 Nick Hakim (ニック・ハキム)。
ワシントンDCでチリとペルーの両親のもと、ソウル、ヒップホップ、ゴーゴー、フォークミュージックなど、音楽の多様性に溢れた家庭で育ち、独学でピアノを習得しバークレー音大へと進学する天才。
サイケデリックでアンビエントでエアリーなサウンドとブルースが溶け合った、ひとことでは言い表せないジャンルレスな世界観は、マーヴィン・ゲイやハリー・ニルソンの影響を受けたシルキーでセンシティブなもの。
2014年から2つのEPをリリースしたのち、2017年デビューフルアルバム『Green Twins』、2020年5月には『WILL THIS MAKE ME GOOD』をリリースし、米音楽メディアPitchforkのベストニュートラックに選出。
2022年10月21日にはアルバム『COMETA』のリリースが発表されました。
デビュー以来一貫してローファイなサイケデリック・ソウルを奏でてきたハキムの、より深く、よりシャープに磨き上げられたアートのような作品を聴いてみましょう。
Nick Hakim : レビュー
Vertigo
アルバム『COMETA』からの先行カット第二弾。ダウンテンポなドラムに揺らぐギターとシンセアレンジがゆったりとループする瞑想サウンド。
Happen
アルバム『COMETA』からの先行カット第一弾。ニックハキムらしいスモーキーでメランコリックな世界観のインディー フォーク。
Nick Hakim – QADIR
2020年『WILL THIS MAKE ME GOOD』からのファーストカット。
ローファイに進行するサウンドから複数のボーカルが混ざりあい、中盤以降の幻想的な世界観へと流れていく、亡くなった友人へ捧げるレクイエム。
Nick Hakim – BOUNCING
ダウナーでサイケデリックなアート的作品にシビれる。
Nick Hakim – GODS DIRTY WORK
ドラムとギターのシンプルな音色にロマンティックなメロディとボーカルが乗るオルタナティブR&B。
Nick Hakim – I Don’t Know
ジャイルズピーターソンがコンパイルするアルバム『Brownswood Bubblers 11』でピックアップされた脱力系ロマンティック・ソウル。
Nick Hakim – Bet She Looks Like You
前作、『Green Twins』からの人気曲。
インディロックとブルースを合わせたようなスモーキーでメロウな作品。おススメ。
まとめ
深みにハマるローファイ・サイケデリックソウルNick Hakim (ニック・ハキム)でした。
ザラザラとした粗さとシャープさ、エッジさを持ったローファイサウンドと、Nick Hakimの香り立つようなボーカルがミックスされたジャンルレスなアート作品。
King Krule ,Moses Sumneyあたりが好きな方は必須。