イギリス、ロンドンを拠点に活動する80年代レトロなシンセポップをセンス良く現代に蘇らせるプロデューサー、Le Flex(ル・フレックス)。
どこか中性的でメランコリックな情感を持ち合わせていながらも陰湿ではなく、カラッと爽やかなポップ感をも感じさせてくれるユニークなサウンドを聴いていると…頭の中に思い浮かんでくるのは、あの人、そう、題名にもしてしまいましたがジョージ・マイケルですね。ソロ時代のジョージ・マイケルを想起させます。
本人もやはり影響を受けていることを公言していて「彼は史上最高のボーカリストだ」とも語っています。
アルバムは2016年『The Dancefloor Suite』からEP合わせて6枚、最新は2019年8月に『 ‘SONGS I WISH I’D WRITTEN VOL. 2’ 』、2020年に『Flexuality』、『 ‘SONGS I WISH I’D WRITTEN VOL. 2’ 』、2021年以降もかなりハイペースでリリースが続く多作アーティストです。
Le Flex : レビュー
I’ve Been Missing You
2022年2作目EP『Flextended』から、SOS BandやPrincessの”Say I’m Your Number 1”を彷彿とさせるシンセドラムがレトロ感バッチリなエレクトロR&B。
Summer Days
2022年EP『By The Way』より、ロンドンのプロデューサーBen Macklinとの共作による今年の夏に聴きたいグルーヴィー・サマー・エレクトロ。
Shattered Dreams
カバー集第4弾『 ‘SONGS I WISH I’D WRITTEN VOL. 4’ 』からはJohnny Hates Jazzの1988年ヒット作をLe Flexサウンドに。
1 U Want
2021年アルバム『Pay Close Attention』より。レトロなシンセが妖艶に響くミッドナイトチューン。
1000 Nights
2019年アルバム「Are We There Yet?」より一番のお気に入り。ポップさとオシャレさが抜群のブレンド感なシンセポップ。
Clouds Across The Moon
「SONGS I WISH I’D WRITTEN VOL. 2」より。80年代リアルエレクトロポップ、RAH BandのUK TOP10ヒット曲をリメイク!
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Georgy Porgy
こちらは「SONGS I WISH I’D WRITTEN VOL. 1」から。お馴染みTOTOの名曲。この曲はいろんな人にカバーされていますが、Le FlexバージョンもGood!
Feels Like Ooh
1stアルバム「A Dansfloor Suite」より。80年代SAW(Stock,Aitken,Waterman)系ディスコと現代エレクトロがうまく融合しているNu Discoサウンド。
I’ll Be Good To You
2020年『Flexuality』より。メロディアスでセクシーなLe Flexらしい傑作モダン・ディスコ。
まとめ
ポスト・ジョージマイケルな80年代レトロ・シンセポップLe Flexでした。アルバムどの曲を取っても非常にクオリティ高く、レビューのセレクトにも結構悩むほどおススメです。シンセポップ好きには是非!