イギリスのプロデューサー、アレンジャー、マルチインストゥルメンタリストであるRichard Anthony Hewsonによるプライベートプロジェクトとして、彼の名の頭文字3文字で名付けられたバンド、 RAH Band (ラー・バンド)。
当ブログでも80年代(R&B)特集をやったりしていますが、この人たちも80年代のR&B、ディスコ、クラブミュージックを語るうえでハズせないグループでしょう。
当時のシンセ音そのままの、なんの飾り気のないチープなエレクトロサウンドなんですが、何度も聴いてしまい、なぜか虜になってしまうなんとも不思議な魅力は現代でも変わることなく放たれています。そして奥様が担当しているボーカルもなんとも魅力的。
Richard Anthony Hewsonの本職は60年代後半からのアレンジャー業で、 The Beatles、The Bee Gees、Supertramp、Simon&Gurfunkel、Herbie Hancock、Fleetwood Mac等、錚々たるミュージシャンと仕事をしてきた超実力者。だからこそ成せる技なんでしょう。あんなチープな音でここまで惹きつけられるのは・・・そこらの素人(玄人も)とはわけが違う魅惑のサウンドです。
Discography(アルバム)
Review(レビュー)
Rah Band – Clouds Across the Moon
代表作。時代を感じさせる2001年宇宙の旅的スペイシーな内容。どこかこの時代から見た未来・21世紀への希望のような、そんなものが感じられる世界ですね。
Shadow Of Your Love
シンセベースとキャッチーなサビ、ブレイクのシンセがなんとも魅力的なディスコトラック。Au Dreとか最近の80年代リメイクの若手アーティストが影響受けているであろう、ある意味80年代教科書的な曲。カッコいいなぁ。
Are You Satisfied
Clouds Across the MoonやShadow Of Your Loveと同じアルバム「Mystery」に収録されているサックスをフィーチャーしたブラジリアンリズムのモダンな一曲。
Float
Shakatak的モダン・ジャジー・インストルメンタル。おしゃれ~。
Messages From The Stars
おススメ。RAH Band的スペイシー&チープエレクトロサウンドの代表曲!
Perfumed Garden
超お気に入り。Liz(奥様)のコケティッシュな歌声とストリングスの展開が哀愁漂うRAH Bandの最高傑作。何度聞いても飽きません。
まとめ
80年代に輝く魅惑のチープエレクトロサウンド、RAH Bandでした。やはりここらへんのサウンドって1周回ってリアルタイムではない今のアーティストにも大きな影響を与えていることがうかがえますね。
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