Crossover Electronic Jazz

Paul Hardcastle / Nineteen発ジャジー・エレクトロラウンジのパイオニア

投稿日:2019年11月1日 更新日:

Pocket

イギリスのシンセポップ、エレクトロニカ、アンビエント、スムースジャズの第一人者として80年代から活動を続け、数々の名曲を残しているレジェンド、 Paul Hardcastle (ポール・ハードキャッスル)。

ハードなエレクトロビートにベトナム戦争時のアメリカ従軍兵士が19歳だったことを題材にしたメッセージ性の高い音声サンプリングを駆使した、80年代エレクトロニカの金字塔であり自身の最大ヒット曲である『Nineteen 19』から、2000年代にかけては本人名義および”Jazz Masters”、”The Cill Lounge”シリーズでのバリアリック系アンビエント、スムースジャズ作品を数多く輩出しジャズチャートの常連となるなど、ジャジー・エレクトロラウンジミュージックのパイオニアとして現在においても精力的に活動しています。

今回は数多あるキャッスルワークの中からその時代の代表的な曲をかいつまんで紹介レビューします。

 

“19”のシングルジャケットですね。

 

レビュー

Paul Hardcastle – 19

1985年作。当時MTV商業音楽全盛の浮かれた時代の中に、いきなり現れたハードエレクトロビートと音声サンプリング「ナ・ナ・ナ・ナ・ナインティーン」「サ・サ・サ・サ・サイゴン」が耳から離れなくなった衝撃作。今聴いてもクオリティ高い!

 

 

Paul Hardcastle – Rainforest

独特のドラムパターンとシンセベースがポール・ハードキャッスルのそれとすぐに分かるエレクトロ・ファンクビートと、その後の活動を示唆するようなアンビエントメロディが絡み合うキャッスルワークの傑作中の傑作。個人的にも一番好きな曲。実は”19″より一作前のシングルリリース。

 

Paul Hardcastle – Sunshine

2002年作「Hardcastle3」より。90年代以降からアンビエント~スムースジャズに傾倒していきますがその中から。7th Heavenのボーカルなどを務めたイギリスのシンガーでありポール・ハードキャッスルの数々の曲にフィーチャーされているHelen Rogersを迎えたエレクトロラウンジ。

 

Paul Hardcastle – Northan Lights

1991年作「Jazzmasters」シリーズ第一作目より。”ザ・スムースジャズ”といった趣でこのシリーズの方向性を如実に語っているような一曲。

 

 

Paul Hardcastle – Fireflies feat. Maxine Hardcastle

こちらは「The Chill Lounge」シリーズの2016年最新作。ポールの娘であるMaxine Hardcastleをフィーチャーした親子対決。

 

まとめ

ジャジー・エレクトロラウンジのパイオニア、 Paul Hardcastle でした。初期のサウンドとそれ以降のギャップが激しいですが、エレクトロサウンドとしての音楽性とクオリティは初期から一貫して高いことが伺い知れます。

個人的にはリアルタイムで聴いた衝撃から初期の印象が強いですが90年代~現在までの作品群はリゾートシーンのBGMとして非常に魅力的でもありますね。

 

 

こちらはまた違った方向からのアプローチが魅力的な80年代エレクトロサウンドとしておススメ。

-Crossover, Electronic, Jazz
-, ,

執筆者:


  1. […] K15 & SMBD The Right Way / Slowly Making Movements – Baltra Remix / Ralph TV Fireflies / Paul Hardcastle feat. Maxine Hardcastle  Impresionante / Hi Mount & Man-Dee The Child / Alex Gopher Epiphany […]

関連記事

Breakbot フレンチエレクトロポップのトップバッター

良質なエレクトロサウンドをヨーロッパをはじめ世界へ配信し、フレンチ・エレクトロシーンを牽引する”Ed Banger Records”の看板アーティストとして古参、Mr Flas …

Kamaal Williams ロンドン・ファンクネスジャズ

サウスロンドンを代表するキーボード奏者兼プロデューサーであるHenry Wu (ヘンリー・ウー)こと” Kamaal Williams “(カマール・ウィリアムズ)。大好評だっ …

【 SakuraTaps BGM 】 2019.11月のプレイリスト “Sexy Resort Music”

– SakuraTaps BGM – 11月のテーマはちょっと季節外れですが”Sexy Resort Music“です。   11月だとまだギリで石垣や …

Lord Echo ニュージーランド産レゲエ・ダブの鬼才

ニュージーランドを拠点とするマルチインストゥルメント、プロデューサー、エンジニア、DJであり、レゲエ、ダブ、ロックステディ、ラテン、ディスコ、アフリカンソウル、テクノを操り世界各国で人気を集めるMik …

Too Slow To Disco Brasil 極上ブラジリアンAORコンピ

ドイツ、ベルリン発、70年代から80年代にかけてリリースされた珠玉のAOR,ミディアムディスコ、シティポップを中心にセンスの良い掘り出し物を集めたコンピレーションシリーズ、” Too Sl …

横浜野毛の片隅にあるビアバー、SakuraTapsのBGM担当がお店のBGMを中心にお気に入りの音楽を紹介しています。Jazz,Crossover,NeoSoul,R&B,Indie…少し濃い目の洋楽をお届け。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。