カナダ、モントリオール出身のエレクトロ・ファンクデュオ、Dave One(デイヴ・ワン)とP-Thugg(ピー・サグ)の二人組、 Chromeo (クローメオ)。
「エレクトロ・ファンク」というくくりと「デュオ」でいうと、この Chromeo かJake OneとMayer Hawthorneからなる Tuxedo が現在シーンのど真ん中にいますが、どちらにも共通するポジティブ感と程よいポップス感を持ち、Tuxedoはファンクネス、R&B寄り、に対し Chromeo はディスコポップ、シンセポップ寄りといったところでしょうか。活動としても2004年からだから彼らのほうがずっと長いですね。
そして前作「White Woman」から4年ぶりとなるアルバム、「Head Over Heal」が2018年6月15日リリースされました。
相変わらずのノリの良さとキャッチーさ溢れる曲作りを、さり気なく貫いてるところがニクい作品。そしていつものトレードマークである「美脚」も健在。
Chromeo – レビュー
Juice
アルバム「Head Over Heal」からの先行カット。Chromeo らしいポップ感全開の絶品エレクトロファンク。
Don’t Stop feat. French Montana & Stefflon Don
今旬なラッパー、フレンチモンタナとステフロン・ドンをフィーチャーしたCalvin Harrisのfunk wav bounces的メインストリームなエレクトロポップチューン。
Must’ve Been feat. DRAM
ラッパーのDRAMをフィーチャーした明るく元気になれるキャッチーポップソング。
Just Friends
Amber Markをフィーチャーした、80年代風なビビットなトラックが心地良いオルタナティヴR&Bチューン。
Night by Night
おススメ。2010作「Buisiness Casual」から、Daft Punkやフレンチシンセポップともシンクロするディスコポップ。
MAX – Checklist (feat. Chromeo)
結構ゲスト出演も多く、こちらはNYの人気シンガーソングライター兼俳優のMAXとの共演ヒットシングル。
まとめ
美脚のエレクトロ・ファンクデュオ、Chromeoでした。今回のアルバム「Head Over Heals」においては特にポップ感を前面に押し出してきており、エレクトロファンクという領域の中でもシーンのど真ん中に切り込んできた、そういう意気込みを感じる作品でした。