ボーカル/ギターのKim Pflaum、マルチインストゥルメンタリストのJosh BurgessとCharlie Ryderによって2013年に結成されたオルタナティブ・ポップ・グループ、 Yumi Zouma (ユミ・ゾウマ)。
ニュージーランドのクライストチャーチで友人3人によるホームレコーディングから始まりましたが、メンバーがそれぞれニューヨーク、オークランド、パリと別々の場所に居ながらオンラインによる遠距離宅録プロジェクトとして継続しているワールドワイドでユニークなバンド。
現在はKim Pflaumの脱退後、リードボーカル/キーボードのChristie Simpson、ドラマーのOlivia Campionが加加わった男女混成4ピースバンドとなり、シンプルでリラックスしたメロウなシンセポップサウンドにChristie Simpsonの甘く切ないボーカルを魅力にヨーロッパ、日本、アジア、アメリカなど多くの国でファンを抱えるインディポップバンドに成長。
EP1~3の三部作、1stアルバム『Yoncalla』はオンライン中心に作成され、クライストチャーチの地震後に地元のスタジオに戻りリアル演奏で録音された2ndアルバム『Willowbank』によってさらに温かみのあるYumi Zoumaサウンドが確立され、優しくポップな2020年3rdアルバム『Truth or Consequences』を経て、ロサンゼルス、ロンドン、フィレンツェ、ニュージーランドを行き来しながら数ヶ月に及ぶスタジオ・セッションによって作成された4thアルバム『PRESENT TENSE』を2022年3月リリース。
その『PRESENT TENSE』では、グランドピアノ、アコースティックギターなどシンセやエレクトロニックからオーガニックでストレートなバンドサウンドへと進化したYumi Zoumaが楽しめるものになっています。
Yumi Zouma : レビュー
In The Eyes Of Our Love
『PRESENT TENSE』より3曲。Yumi Zoumaっぽくない(?)ハイBPMの生ドラムによるハイテンションチューン。
Give It Hell
こちらもピアノ、生ドラムを取り入れたストレートなバンドサウンドにYumi Zoumaらしいドリーミーさも感じる作品。
Astral Projection
現代版フリートウッド・マックのようなポップロック。
In Camera
EPⅢより、彼ららしいシンセポップ。これぞYumi Zoumaといった感じのドリーミーでコケティッシュなインディポップ。
Depths (Pt. I)
2017年『Willowbank』より。シンプルで優しく美しいメロディによる彼らの代表曲のひとつ。
進化するオンライン・シンセポップバンド、 Yumi Zouma (ユミ・ゾウマ)でした。
『PRESENT TENSE』は今までのYumi Zoumaサウンドをベースに生楽器をふんだんに取り入れたストレートなポップロックへと進化した内容になっています。