アイルランドの首都、ダブリン出身。ダウンビートでメロウなトラックとタイラー・ザ・クリエイターのような低音で語るようなボイスがクールな次世代ラッパー、 Rejjie Snow (レジー・スノウ)。
ナイジェリア人の父とアイリッシュ・ジャマイカンの母のもとで育ち、高校・大学をアメリカで過ごしその後アイルランドに戻り音楽活動を続けているそうです。
2013年6月に最初のEP、 Rejovichをリリースし、これがiTunesのヒップホップ・チャートで1位を獲得し一躍話題となり、その後2017年にリリースしたミックステープ「 The Moon & You 」ではJoey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)やJesse Boykins III(ジェシー・ボウキンス三世)をフィーチャーした「Purple Tuesday」で高い評価を得て、今年デビューアルバム『Dear Annie』をリリースしています。
全体的にメロウなサウンドとクールでユルいささやきフロウで、ヒップホップなんだけどヒップホップじゃないような、メロディアスでインディー感たっぷりな作品です。
日本でもじわじわと人気出てきていますが、なんだか来日時に渋谷で落書きをして逮捕されちゃったみたいですね。
Review(レビュー)
egyptian luvr Egyptian Luvr feat. Aminé & Dana Williams
Robert Glasper Experimentの「Art Science」でもリミックスワークを手掛けていた気鋭プロデューサー、Kaytranadaを迎え、ポートランドのラッパーAminéとLA出身シンガーDana Williamsをフィーチャーしたリーダーシングル。ケイトラナダの浮遊感のあるエレクトロトラックにレジーのバリトンヴォイスが一段と映える。
Charlie Brown
ノルウェーのシンセポップ・デュオ Anna Of The North をフィーチャーした爽やかなインディポップ感あふれる作り、おススメ。
この曲には原曲があります。2008年作、「The Steady Song」の”Republic Of Loose”
23 feat. Caroline Smith
ミネソタのインディフォークバンド、Caroline Smith and the Good Night Sleepsのシンガー、キャロライン・スミスをフィーチャーしたこちらもインディ感たっぷりなおススメ曲。
Purple Tuesday feat. Joey Bada$$ & Jesse Boykins III
「The Moon & You」から、 Rejjie Snow + Joey Bada$$とJesse Boykins IIIをフィーチャーしたジャジーチルなトラックが気持ちイイ!
まとめ
インディ感漂うアイリッシュヒップホップ、 Rejjie Snow (レジー・スノウ)でした。Phony PplやYoung Thugが所属している300Entertainmentからのリリースとなるアルバム、「Dear Annie」は普段あまりヒップホップを聴かないような人にもおススメできるオラオラしていない内容です。