Unknown Motal Orchestra / 現代ネオサイケを象徴するプロジェクト

Unknown Motal Orchestra Indie
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ニュージーランド、ポートランド出身のRuban NielsonをフロントマンにベーシストでプロデューサーのJake Portraitらと結成され、現在はアメリカ、ポートランドを活動に拠点にするサイケロックバンド、 Unknown Motal Orchestra (アンノウン・モータル・オーケストラ)。

ニュージーランドのノイズ ロック・アートパンクグループ、The Mint ChicksのメンバーだったRuban Nielsonはバンド解散後、音楽活動をやめて普通の仕事に就き趣味で音楽をやろうとしていたが、その趣味で作ったサイケロックのデモテープがレコード会社Fat Possum Recordsの手に渡り契約オファーがあったことで、結局のところ音楽キャリアを継続することになり、このプロジェクトUnknown Motal Orchestraが始動することになったそう。

Ruban Nielsonは弟のKody Nielson(ドラム)やベーシストのJake Portraitらとともに2011年にセルフタイトルアルバム『Unknown Motal Orchestra』をリリースし本格的な活動が開始され、レーベルをJagjaguwarに移籍し現在までに4枚のアルバムをリリースしています。

ルーバン・ニールソンの素晴らしいギターワークと魅力的なメロディーに、基本宅録によるトリッピーでサイケデリックなプロダクションを組み合わせ、アコースティックバラード、フリージャズ、ディスコ、ハードロックからR&Bに至るジャンルを実験的なアプローチで融合させた2010年代を代表するネオサイケバンドとして君臨。

2023年3月17日には5作目となるフルアルバム『』をリリース。カリフォルニア州パームスプリングスとハワイ州ヒロの間で制作され、ルーバン・ニールソンのルーツでもある(ハワイアンとニュージーランド人のハーフ)ハワイの音楽ハパ・ハオレの伝統への敬意を表した作品となっています。

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Unknown Motal Orchestra : レビュー

』より先行2曲。歪んだギターとボーカルによるノスタルジックでメランコリーなローファイ・ロック。

 

カリフォルニアとハワイの音楽が融合したようなトロピカルな雰囲気と優しいルーバン・ニールソンのボーカルに癒される作品。

 

アルバム『Ⅱ』より、彼らの楽曲を象徴するようなローファイな浮遊感とR&Bやロックが融合したネオサイケ。

 

2018年『Sex & Food』より、いつもの3人による安定の演奏と流れるようなメロディに曲間のフックが印象的。

 

現代ネオサイケを象徴するプロジェクト Unknown Motal Orchestra (アンノウン・モータル・オーケストラ)でした。

2020年代初のアルバムとなる『V』、ウェスト・コーストAOR、ヨット・ロック、ウィアード・ポップ、ハワイのハパ・ハオレ・ミュージックからインスパイアされた珠玉の作品集となりそうです。