ジャマイカのキングストン出身でアメリカで活動する、ワールドワイドなレゲエトップミュージシャンとして君臨している、Orville Richard Burrellのステージネーム、 Shaggy (シャギー)。
1986年に家族と共にアメリカ、ニューヨークに移住、1987年から歌のレッスンを受けストリートで活動していた中で注目を浴び、スティング・インターナショナルと契約。
1993年デビューアルバム『Pure Pleasure』からのリードシングルは1960年Folks Brothersによるジャマイカン・スカの名曲『Oh Carolina』をリメイク。これがイギリスチャートで1位を取るなど全世界的にヒットし一躍スターダムへ。
その後も『Boombastic(1995)』、『In The Summertime(1995)』、『It Wasn’t Me(2000)』などのビッグヒットとグラミー賞ノミネート(7回)、および受賞。
そして最近では仲睦まじく微笑ましささえ感じる英ロック界のレジェンド、Sting(スティング)とのコラボレーションアルバム『44/876』でも2018年グラミー、ベストレゲエアルバムを賞受賞するなど、長きに渡り第一線で活躍するトップアーティストとして君臨していますね。
2020年7月に、アメリカで6プラチナ、全世界で900万枚以上のセールスを記録した2000年のビッグヒットアルバム「Hot Shot」リリース20周年を記念したリマスターアルバム『Hot Shot 2020』がリリースされます。
このアルバム、「Hot Shot」からの楽曲+過去のヒット曲を収めた半ベストアルバム的内容です。
今回はこの『Hot Shot 2020』収録曲+αでシャギーの代表曲を聴いていきます。
Shaggy : レビュー
It Wasn’t Me (Hot Shot 2020) feat. Rayvon
2000年「Hot Shot」に収録されている盟友、バルバドス生まれのレゲエシンガー、Rayvon(レイヴォン)との息の合った掛け合いが楽しめる2曲。
Angel (Hot Shot 2020) feat. Rayvon
Boombastic
『Hot Shot 2020』にも収録の1995年大ヒット曲。ファンキーなベースラインとボイスフック(King Floyd “Baby Let Me Kiss You“ネタ)が印象的なファンキーレゲエポップ。
Oh Carolina
こちらも『Hot Shot 2020』にも収録のセンセーショナルな1993年デビューヒット作品。
Hey Sexy Lady feat. Brian & Tony Gold
こちらも『Hot Shot 2020』にも収録されている、ジャマイカのレゲエデュオ、Brian & Tony Goldとのコラボ曲。タンゴ風のアレンジがポップな出来。
アルバム『Hot Shot 2020』はこちらでもチェックしてみてください。
In The Summertime
ここからは+α、夏と言えばこの曲、ブリティッシュロックバンド、Mungo Jerryの1970年大ヒット作を見事にレゲエカバー。
Sting, Shaggy – Just One Lifetime
スティングとの共作でグラミー賞受賞作「44/876」より。イングリッシュマンとジャマイカンの息の合ったコンビネーション。
NPR Music Tiny Desk Concert
非常に素晴らしい内容です。必見!
SET LIST ;
“Englishman in New York”
“Don’t Make Me Wait”
“Shape of My Heart/Lucid Dreams”
まとめ
世界のトップに君臨するレゲエミュージシャン、Shaggy(シャギー)でした。本場のディープなレゲエよりもポップで入り込みやすく、なによりもダンスホール・レゲエを世界的に浸透させた功績は計り知れないものがありますね。
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