ドイツ、ケルンを拠点にするエレクトロニック・インディ系プロデューサー、シンガーソングライター、Marius Lauber(マリウス・ラウバー)のソロプロジェクト、 Roosevelt (ルーズヴェルト)。
2016年セルフタイトルデビューアルバム『Roosevelt』でのエモーショナルな展開と透明感のあるによるシンセポップに独自のエレクトロニック~ニューディスコサウンドで世界から絶賛を浴び、2018年2nd『Young Romance』でも1stのテクスチャーを踏襲しながらよりワイドな作品に挑戦していました。
LAのエレクトロデュオ、Classixxやチルウェーヴの新星Washed Outとのコラボ、また、Rhye、Chvrches、Charlotte Gainsbourgなど数々のアーティストのリミックスを手がけていて、そちらも好評でリミキサーとしても目が離せない存在になっています。
音楽的には前途のWashed Outや同じドイツで活動するバンドParcels、オークランドのプロデューサー、Astronauts,etc. あたりと近いでしょうか。
エレクトロニック・インディ・R&B・80年代レトロモダンディスコを融合しながら曲によりその要素、表現をクオリティ高く自在に操り、カラフルなサウンドに仕上げていきます。
今回は2020年新作シングルを筆頭に代表曲をレビューしていきます。
Roosevelt : レビュー
Sign
2020年シングル。
ヴィンテージ感のあるシンセをメインにソウルフルなボーカルが印象的な、ルーズヴェルトサウンド全開の作品。
Classixx – One More Song
LAのエレクトロデュオ、Classixxとのコラボ。
ルーズヴェルトっぽいニューディスコ~シンセポップの中に夏っぽい爽やかさが漂うキャッチーな仕上がり。
Shadows
2018年『Young Romance』より。
ギターリフを押し出し、哀愁のあるメロディ展開が美しすぎるロマンチック・エレクトロニカ。
Moving On
2016年『Roosevelt』より。
ゆったりとしながらもかなり前面に押し出した煌びやかなシンセ、そのシンセを補完するようなユニークなベースフックが印象的なカラフルシンセポップ。
Montreal
ルーズヴェルトと言ったらこの曲!というくらい個人的にこの曲のイメージが強いです。
2013年デビューEP『Elliot』から世界的にブレイクしたベストソング。
Rhye – Summer Days (Roosevelt Remix)
Michael Milosh(マイク・ミロシュ)によるソロプロジェクト、 Rhyeのローファイ・ポップソングを、ロマンチックなディスコサウンドに仕上げたサマーソング。
▼Rhyeの記事はこちら▼
Josin – In A Blank Space (Roosevelt Remix)
同じケルンの韓国人の母とドイツ人の父を持つシンガー、Josinの曲をリミックス。原曲の壮大で幻想的な雰囲気とは違う、ミニマムでエレクトロなアプローチ。
原曲
まとめ
透明感のあるロマンチック・シンセポップ、Roosevelt(ルーズヴェルト)でした。
抜群のメロディセンスとノスタルジック感のあるシンセポップ~ニューディスコの組み合わせは結構頭から離れない中毒性を持っていますね。リミックスなどのサウンドワークでも今後かなり引く手数多になるような気がします。