サンフランシスコ出身のチャイニーズ系アメリカ人プロデューサー、DJのSteven Zhu(スティーヴン・チュー)のステージネーム ZHU(チュー)。
ベースミュージック、トラップ、エレクトロニック、EDMをベースに、細部へのこだわりと革新的でストーリー性のあるサウンドコンセプトに仕上げていく独自の切り口で、ジャンルレスに表現する次世代アーティスト。
2014年デビューEP『NIGHTDAY』からのカット、『Faded』がJoe Hertzの父親でもある大御所DJ、Pete Tongのサポートもあり、イギリス、オーストラリア、アメリカのダンスチャートでヒットし2015年のグラミー賞、Best Dance Recording賞にノミネート。
2016年のアルバム『Generationwhy』ではSkrillexと、2018年『RINGOS DESERT』ではTokimonstaやMajid Jordan、TameImpalaなど人気・実力とともに高いDJ、アーティストとも共演。
また2017年のEP『stardustexhalemarrakechdreams』から”Chasing Marrakech“がiphone xsのTVCMで採用されています。
2016年にはULTRA JAPANで来日も果たしていますね。
Ta-KuやFKJなどチル系エレクトロニック、ヒップホップとも近いサウンドもある煌びやかで多彩な表現を聴いていきましょう。
ZHU : レビュー
ONLY feat. Tinashe
2020年単体シングル。R&B/ポップシンガー、Tinashe(ティナーシェ)をフィーチャーする意外なコラボレイト。
ZHUらしい上昇するベースライン、シンセ、Tinasheの対照的なボーカルがアクセントとなったダイナミックなトラック。
Chasing Marrakech
iphone xsのTVCMに採用されたHudson Mohawkeのようなトラップビートとオリエンタル×アラビアンな組み合わせ。
▼アップルCM特集はこちら▼

ZHU, Tame Impala – My Life
アルバム『RINGOS DESERT』より。
オーストラリアを代表するサイケプロジェクト、Tame Impalaをフィーチャーした同じオーストラリアのバンド、Mildlifeのようなスペイシーエレクトロニックチューン。
Coming Home feat. Majid Jordan
アルバム『RINGOS DESERT』より。
カナダの注目R&Bデュオ、Majid Jordanをフィーチャーしたキラキラしたシンセと甘いコーラスのエレクトロR&Bチューン。おススメ。
As Crazy as It Is feat. A-Trak & Keznamdi
カナダのDJ、A-Trakとルーツレゲエシンガー、Keznamdiをフィーチャーしたヒップホップ仕立ての独特なグルーヴ感がフロア映えしそうな一曲。
Faded (ODESZA Remix)
グラミーノミネートされた代表曲、”Faded“をシアトルのプロデューサー、Odeszaによりチルなダウンビートにリミックス。個人的に好きなバージョン。
Calvin Harris, Dua Lipa – One Kiss (ZHU Remix)
Portugal The ManやLana del Reyなどリミックスワークもこなしている中から、カルヴィン・ハリスとデュア・リパの大ヒット作を煌びやかなシンセとディープなトラックに変身。
まとめ
ジャンルレスなエレクトロニックサウンドで次世代を引っ張っていきそうなアーティスト、ZHU(チュー)でした。
ULTRA JAPANでのレビューはあまり見当たりませんが、音楽に合わせてスコアリングされた短編アニメーション、ファッションライン、デジタルアートのアクティベーションなどが組み合わされた評価の高いパフォーマンスも見てみたいですね。