ロンドン出身のシンガーソングライター、 Sinead Harnett (シニード・ハーネット)。
イギリスのラッパーWileyや、Disclosure、Rudimentalへのソングライティングや客演を経て、Snakehipsとの『No Other Way』を含んだ4曲入りEP『N.O.W』を2014年にリリースし、ガーディアンやハフィントンポストにも取り上げられイギリスのR&Bシーンへ躍り出ました。
タイ人の母親とアイルランド人の父親を持つエキゾチックな美貌と、艶やかなボーカル、上記のようにイギリスの音楽シーンを代表する数々のヒットメイカーたちとのソングライティングによるパワーハウス、エレクトロR&Bが非常にクールなボーカリスト。
いくつかのEPを経て、イギリスのプロデューサーGRADESとの共作によるヒット作”If You Let Me“やLAのシンガーGallantとのデュエットが話題となった”Pulling Away“含んだ初のフルアルバム『Lessons in Love』を2019年にリリース。
90年代コンテンポラリーR&Bと現代UK産エレクトロニックサウンドを融合させた音楽性はセンス抜群で、派手さやポップさは抑えられているためそこまでパワーブレイクすることはないものの、どの曲も聴き飽きることがない秀逸の出来です。
2021年の早い段階には2ndアルバムがリリースされそうで、シングルリリースも動きが出てきていますのでここでレビューしていきます。
Sinead Harnett : レビュー
Stickin’ (feat. Masego & VanJess)
2020年シングル。
MasegoとVanJessという絶妙な組み合わせのコラボによる、センス抜群、オシャレすぎるUKコンテンポラリーR&B。
Take Me Away feat. EARTHGANG
2020年シングル。
Spillage Villageの中心人物、アトランタの注目ヒップホップデュオEATHGANGをフィーチャーしたJhene Aikoのようなメロウ・ロマンティックR&B。
Rather Be With You
2016年セルフタイトルEP『Sinead Harnett』より。
クールで切れの良いシンセサウンドと、印象的なサビのコーラスとメロディラインに惹きつけられるおススメ曲。
No Other Way feat. Snakehips
デビューEP『N.O.W』より。
イギリスの人気デュオSnakehipsとの共作によるエレクトロポップ。
Body
長年のコラボレイターであるGRADESとの共作。A COLORS SHOWより。
She Ain’t Me (Chloe Martini Refix)
2015年のシングル。ポーランドのプロデューサー、DJのChloe Martiniによる原曲をよりバウンシーに煌びやかに仕上げたリミックス。
まとめ
美麗エレクトロニックR&Bシンガー、Sinead Harnett(シニード・ハーネット)でした。
UK産らしい煌びやかなエレクトロニックサウンドと、ソウルフルで艶やかなボーカルの組み合わせが素晴らしいですね。
恐らく2020年にリリースされた2曲は2ndアルバムの先行カットかと思われ、より多彩なゲスト陣を迎えての作品になりそうで楽しみです。