フロリダ州、ヘインズシティ出身のシンガーソングライター、Amber Denise Streeterのステージネーム、 Sevyn Streeter (セヴィン・ストリーター)。
南部出身らしく幼い頃から教会でゴスペル、R&B、ポップを聴いて育ち10歳の時にアメリカの人気バラエティショー “Showtime at the Apollo”で優勝を経験し、音楽が自分の天職だと感じてたそう。
その後”TG4″というガールズグループを結成しBow WowやB2Kのオープニングアクトなどを務め売り出されるも今ひとつパッとせず脱退し、地道な音楽活動に取り組む中、ビヨンセやジェニファー・ロペスのプロデューサーであるRich Harrisonに見いだされ、JIVEと契約。その名も”RichGirl”という4人組ガールズグループのメンバーとして2009年より活動。
このRichGirl、いわゆるデスティニーズ・チャイルドのような90年代からの王道ガールズグループとして売り出していましたがシングル数枚リリース後、詳細不明ですがアルバムがリリースされることなく空中分解のように消滅してしまいましたね(解散はしていないみたいです)。
そしてまた地道な音楽活動に戻り、ブランディ、ケリー・ローランド、アリアナ・グランデ。アリシア・キーズ、エステルなど、R&B界のエリートたちのために曲を書き続ける日々を過ごす中、クリス・ブラウンのグラミー賞受賞アルバム『F.A.M.E.』、その後の『Fortune』の中の複数の曲をソングライティングしたことをきっかけにメジャーレーベル、アトランティックとソロアーティストとして契約。
2013年『Call Me Crazy But…』で念願のソロデューを果たし、クリスブラウンをフィーチャーしたシングル『It Won’t Stop』がR&Bチャート4位となり、2010年代のR&Bシーンの中でプレゼンスを高めていくことに成功。
幼少の時から培った表現豊かなボーカルワークと、ヒットメイカーでもあるソングライティング経験を生かした多彩なコンテンポラリーR&Bを楽しむことができます。
Sevyn Streeter : レビュー
Guilty
21年アルバム『Drunken Wordz Sober Thoughtz』より。JmaesBrownの「Pay Back」使いの90年代フレイバーなR&B、盟友クリス・ブラウンとのカップリング再び。
Before I Do
2017年アルバム『Girl Disrupted』より個人的お入りのメロウミッドチューン!
BIA – BIG DEAL feat. Sevyn Streeter
様々なアーティストへの客演もしていますが、最近では期待のフィメールラッパーBIAへのソングライティング+客演していますね。
先日ご紹介したMuni Longといい、実力があってもなかなか日の目を見ない人は世の中たくさんいるということですね。そして今活躍しているR&Bスターはそんな人たちに支えられいるんですね。
不遇の時代を乗り越えてメインストリームでのチャンスを掴んだR&Bソングライター、 Sevyn Streeter (セヴィン・ストリーター)でした。