Kurosuke / インドネシア発のアジアン・インディポップ

kurosuke Indie
スポンサーリンク

インドネシアのインディロックバンド、Anomalyst(アノマリスト)のメンバーでありボーカルを務める Christianto Ario Wibowo(クリスチャン・アリオ・ウィボウォ)のソロプロジェクト、 Kurosuke (クロスケ)。

この「Kurosuke」というネーミングの由来は、あの「となりのトトロ」に出てくるキャラクターと、インドネシアのバンドンという地域で食べた、インドネシア語で「kukus roti, susu, keju」(チーズの入った蒸しパン)の略語である「kuro kuro」から取ったそう。

80年代のジャパニーズシティポップ、インドネシアのポップスとAOR、現代ドリームポップを掛け合わせた、なんとも甘美でどこか懐かしみのあるメロディが、同じアジア人として内在する郷愁というのか、アジアを旅した時に感じる旅愁と似た心の奥底にある感性が共鳴するようなサウンドです。(って思うがままに書いてみましたがイマイチ何言ってるのかわからないですね)

アルバムは2018年に12曲を一晩でしたためたというセルフタイトル(収録は9曲)『Kurosuke』、2019年に今度はじっくりと時間をかけて作りこまれた『The Tales Of Roses & Wine』をリリースしています。

当サイトでも紹介しているSunset Rollercoaster 落日飛車Phum ViphuritNumchaMellow FellowあるいはGinger Rootあたりとも共鳴するアジアン・インディポップサウンドを聴いていきましょう。

 

スポンサーリンク

Kurosuke : レビュー

Velvet

The Tales Of Roses & Wine』より3曲。

インドネシアのインディロックグループ、Reality Clubの紅一点リードボーカリストKittendustをフィーチャーした、哀愁漂うデュエットが心憎いメロウポップ。ここは日本食レストラン….かな?

 

Moscato

MitskiSunset Rollercoasterを掛け合わせたようなリズミカルでメロディアスなポップサウンド。

 

Wine 

ヴェルヴェットときてワインへと続く、このアルバムにはイタリアの作曲家へのオマージュが込められているもの。

 

 

Tapestry 

2018年『Kurosuke』より。メロディアスなギターポップ。

『Velvet』で出てきたレストランで、Kittendustとともにライヴセッション。このレストランは南ジャカルタのチプテにある日本食(ライスボウル)レストラン「バンサン」のようですね。「トイレ」が目立つ・・・。

 

まとめ

インドネシア発のアジアン・インディポップ、Kurosuke(クロスケ)でした。

最近のアジア周辺のインディポップ、シティポップサウンドは目が離せなくなってきましたね。かなり有力なアーティストが次々と出てきて、世界へ羽ばたこうとしています。

この「環アジア・インディポップ」サウンド、これからも注目していきたいと思います。

▼あわせてどうぞ、タイNo1SSW▼

Phum Viphurit / バンコク発、低音ボイスがクセになる人気沸騰SSW
タイ、バンコク生まれのシンガーソングライター、 Phum Viphurit (プム・ヴィプリット)。ネオソウル、ファンク、ロック、フォークの影響を受けた爽やかで心地よいインディ・ポップサウンドと、耳障りの良い低音癒しボイスで人気が急上昇している注目のアーティスト。