【80年代】夕暮れ時に聴きたい アーバンメロウ なソウルミュージック11選

アーバンメロウ AOR
スポンサーリンク

夕暮れ時、黄昏時、夜のとばりが下りる時、マジックアワー、ちょっとセンチメンタルな都会の風景に溶け合う70年代後半から80年代前半にかけての”アーバンメロウ“なソウルミュージックをお届けします。

アーバンメロウとは?・・・都会的でメロディアスな音楽をカタカナ英語で表記しているっていう…まぁ感覚的な言葉なので難しいことは考えずイメージで捉えましょう。

ソウル、ディスコ、フュージョン、AORといろんなところに散りばめられているこのアーバンメロウな曲たちですが、セレクトを拡げようと思えばどこまででも拡げられてしまいそうですね。

そんななかで思いっきり主観だけで絞り込んだ、定番から少し濃いめのものまで11曲をセレクトしてみました。

都会だけでなくてもドライブ、海、いろんなシーンのBGMに加えてみてはいかがでしょうか。(年代順不同)

 

スポンサーリンク

夕暮れ時に聴きたい アーバンメロウ なソウルミュージック 11選

Leon Ware – Rockin’ You Eternally (1981)

アーバンメロウの帝王と言えばこの人。Quincy JonesMarvin Gayeらの楽曲制作にも携わった名プロデューサー、Leon Ware(レオン・ウェア)の81年作、ロマンチックに官能の世界へと誘う大傑作。

 

Hi-Gloss – You’ll Never Know (1981)

プロデューサーのGiuliano Salerni(ジウリアーノ・サェーニ)がスタジオプロジェクトとしてBackstreet Boysのプロデューサーも務めることになる名ベーシスト、Timmy Allenなどトップミュージシャンを集結し結成したグループ、Hi-Gloss(ハイ・グロス)

女性シンガーBonita Taylorのボーカルも素晴らしい、一度聴いたら病みつきになる哀愁たっぷりなメロウ・ミッドテンポ・ディスコのド定番ソング。

 

 

Webster Lewis – The Love You Give To Me (1979)

ハービーハンコックやバリーホワイトなどのセッションミュージシャンとしても活躍したバルティモア出身のジャズ~ディスコ系キーボーディスト、Webster Lewis(ウェブスター・ルイス)

女性ボーカルも妖艶なジャジー・メロウフュージョンはNathan WattsWah Wah WatsonPaul Jacksonなど名だたるバックミュージシャンによるもの。 

 

 

Dexter Wansel – The Sweetest Pain (1979)

MFSB』のメンバーとしても活躍したグラミーウィナーでもあるキーボード奏者/プロデューサー、Dexter Wansel(デクスター・ワンゼル)の79年にリリースしたアルバム『Time Is Slipping Away』からのカット。

フィラデルフィアの女性シンガーTerri Wellsによる色気たっぷりな、アーバンミッドテンポのフィリーダンス・トラックはのちにLoose Endsもカバー。

 

 

 

Leroy Hutson – All Becouse Of You (1975)

どこから切っても金太郎飴のごとく『メロウ』が飛び出してくる、カーティスメイフィールドなどとともニューソウルの勃興を支えた、ミスター・メロウニューソウルことLeroy Hutson(リロイ・ハトソン)。

その中でも代表曲と言っても過言ではないミッド・グルーヴの名作。ドラムブレイクからの高揚感溢れるストリングスへの展開、ボーカルの透明感も際立つフリーソウル・クラシックでもあるパーフェクトな一曲。

 

Pieces Of A Dream – Warm Weather (1981)

ヒップホップ好きなら押さえておきたいブレイクスの名曲『Mt. Airy Groove』でも有名なフィラデルフィアのスムースジャズ・フュージョンバンド、Pieces Of A Dream(ピーセス・オブ・ア・ドリーム)。

Grover Washington Jr.がプロデュース、前出のDexter Wanselがキーボード演奏でも関わり、ジャズシンガー、Barbara Walkerの懐の深いボーカルが冴える灼熱のフィリー・ミッドメロウ。

 

 

Champaign – I’m on Fire (1981)

イリノイ州シャンペーン出身、出身地を名乗ったモダン・ソウル・バンド、Champaign(シャンペーン)。

静かなイントロから始まりブレイクでのギターソロでこの曲を決定づける、アツい鼓動が伝わるメロウソウル。和物ヒップホップ、Soul Scream“TOu-KYOu”のサンプリングソース。

 

 

Al Johnson and Jean Carne – I’m back for more (1980)

バージニア出身のプロデューサー、シンガーのAl Johnson(アル・ジョンソン)が当時コラボレイトシンガーとしても引っ張りだこだった女性シンガー、Jean Carn(ジーン・カーン)を迎えてのLeo’s Sunshipの名曲カバー。

オリジナルよりもグッと都会的でメロウに仕上げたアーバン・ミッドグルーヴはNorman Connorsがプロデュース。

 

 

Norman Connors – I Am Your Melody (1988)

前出『I’m Back For More』のプロデュースもしている、70年代から80年代にかけて最も影響力のあるプロデューサーの一人でもあるジャズドラマー、Norman Connors(ノーマン・コナーズ)。

ソウルフルなボーカルと吹き上げるサックスが全体を盛り上げる、夕暮れのハイウェイで聴きたくなるような大人のアーバンミッドチューン。

 

 

Homi & Jarvis – I’m In Love Again (1983)

濃いめのAORマニアから絶大な支持を得る男女デュオ、Amanda Homi & Brian Jarvis(ホミ&ジャーヴィス)。

参加ミュージシャンがLee Ritenour、David Sanborn、Marcus Miller、Steve Khanなどジャズ・フュージョンの雄GRPレーベルのトップミュージシャンたちばかりという悪くなるはずがない仕上がり。

この曲もフュージョンとAORの良いとこどりな、いつまでも聴いていられるアーバンでライトメロウな傑作。

 

 

Rockie Robbins – For You, For Love (1981)

ミネアポリス出身の都会派シンガー、映画ビバリーヒルズコップのサントラ曲『Emergency』でも知られる、Rockie Robbins(ロッキー・ロビンス)の1981年作。

Average White Bandのメロウダンサー、”For You,For Love“をオリジナルのメロディアスさをそのままに、より都会派伊達男かつ涼しげに仕上げたカバー。

 

 

まとめ

夕暮れ時に聴きたい アーバンメロウ なソウルミュージック11選でした。まだまだセレクトしようと思えばいくらでもできそうですが、アーバンメロウを語るうえでまずはこの11曲を押さえておきたいですね。

▼あわせて読みたい世界のAOR特集はこちら▼

【70年代】世界の傑作爽やか"AOR"10選【80年代】
70年代から80年代にかけて世界的な音楽ムーブメントの一つであった、"AOR"(アダルト・オリエンテッド・ミュージック)。アメリカのど真ん中とは違う環境で育ったAORを中心に集めてみました。王道のAORも入ってますので聴き比べてみると面白いです。