ワシントンD.C.を拠点にするソウルシンガー、 Cecily (セシリー)。
ジャズやソウルが好きな両親に育てられ、大学で政治学と黒人研究の学位を取得しながら公務員になるキャリアを歩んでいたが、音楽と人々の生活に目的と力をもたらすことを目標に音楽への道を探求しはじめ、2012年”Too Much“でデビュー。
その後着実にキャリアを積み重ね、グレゴリー・ポーターやホセ・ジェームスらジャズ、R&Bシンガーの地元D.Cでのツアー・オープニングアクトをつとめ、2018年デビューアルバムとなる『Songs of Love and Freedom』をリリース。
このアルバムはBandcampのベスト・ニュー・ソウルの選出やワシントンD.C.のコラボレーションを奨励するプログラムである、2018 年ストラスモア・アーティスト・イン・レジデンス・クラスのメンバー選出、モンゴメリー郡芸術人文評議会からの助成金授受などのバックアップを取得し、より質の高いアーティスト活動へと進む道を獲得。
翌2019年にEP『Awakening,Pt.1』、2024年にはその続編となる『Awakening,Pt2』がリリース予定。
透明感のあるソプラノボーカルと70年代前後のミッドセンチュリー・ソウル、ジャズ、フォークを現代風にアレンジした芳醇なサウンドプロダクト、全体に広がる柔和な世界観と愛があふれるリリックは現代版ミニー・リパートンとも囁かれるアーティストです。
Cecily : レビュー
I Am Love
『Awakening,Pt2』からの先行で、社会活動家Bell Hooksの現代社会におけるロマンチックな愛の側面について論じた著書『愛についてのすべて: 新しいビジョン』にインスパイアされた70年代ロマンティックソウル。MVもかわいらしくてイイですね~。
Clumsy
『Awakening,Pt.1』より、渋いベースラインがいい味出しているD.C.ジャジーネオソウル。
Pisces
『Songs of Love and Freedom』より、Deniece Williamsの名曲”Free“を思わせるようなイントロから上品なCecilyのボーカルに吸い込まれる現代版フリーソウル。
このアルバムもおススメ!
愛に溢れる現代版ミッドセンチュリー・ソウル、 Cecily (セシリー)でした。
Minnie RipertonにPatrice RushenとRaveenaが入ったようなオーガニックで透き通るようなボーカル&サウンド。癒し系ソウルが好きな人にはかなりおススメのアーティストです!