Flo Milli / 次世代サザンヒップホップ・フィメールラッパー

Flo MilliHip Hop

アラバマ出身のラッパー、 Flo Milli (フロー・ミリ)。

11歳のときにラップを始め、2015年、弱冠16歳の時に”No Hook“でデビュー。

その後数年間は、散発的なリリースによる地味な活動だったが、2018年Playboi CartiEtherealの曲”Beef”のうわものシンセラインをリワークした”Beef FloMix”が話題となり、Tik Tok上でファンがこの曲を自分のダンスビデオのサウンドトラックに使い始め、バイラルセンセーションを巻き起こしストリーミングやMVに飛び火しヒットを記録。

アトランタ~南部系サザンヒップホップの重低音サウンドに若々しさと軽快なパンチラインが効いたライムスタイルで人気を博し、これを機に”In the Party“、 “Not Friendly“、 “Like That Bitch“などSNS中心に彼女の楽曲が盛り上がりを見せ、2020年RCAレコードよりミックステープ『Ho,why is you here?』でメジャーデビュー。

BETヒップホップ・アワードでベスト・ニュー・アーティストにもノミネート。

サクラタップス音楽部の”【2020年】 おススメ 新鋭 フィメールラッパー 11選“でも取り上げていました。

その後も”Roaring 20s“(2021年)、”PBC“(2022年)などのシングルをリリースし、2022年7月にデビューフルレングスアルバム『You Still Here, Ho?』をリリース。アルバムリリース後もリュダクリスとのコラボ曲”Buying All Black”や”Nasty Dancer”、Einstein”などコンスタントにドロップし、2023年3月にはその数曲を追加した『You Still Here, Ho? Extended』をリリースしています。

Flo Milli : レビュー

23年12月にLil YachtyBrison TillerをフィーチャーしたリミックスEPもリリースされ、2024年2月時点で彼女自身初のビルボードHOT100チャートイン、最高18位のヒット作。Babyface Ray & 42 Duggの”Ron Artest“のトラックをサンプリング。

Flo Milli – Never Lose Me (Official Video)

 

ブレイクダンス時代の80年代NYエレクトロヒップホップのようなドラムマシントラックにキャッチーなフックが効果的にハマってます。

Flo Milli – Nasty Dancer (Visualizer)

 

Lah Patのバイラルヒット、RodeoのリミックスではFlo MilliとGinuwineの大ヒット作”Pony“使いで共演。

Lah Pat – Rodeo (feat. Flo Milli] [Remix] [Official Lyric Video]

 

重低音バウンスサウンドに自己肯定的なリフを絡めた『You Still Here, Ho?』からのヒット作。

Flo Milli – Conceited (Official Video)

 

前述の彼女のブレイクアウト作。若い!

Flo Milli – Beef FloMix (Official Video) ✨

 

次世代サザンヒップホップ・フィメールラッパー、 Flo Milli (フロー・ミリ)でした。

若さ溢れる次世代ラッパーとして、Megan Thee StallionLattoに次ぐネクストメジャーブレイカー有力候補です。”Never Lose Me”の大ヒットでメジャーブレイクしたのでこのままDoja Catのようなスタープレイヤーになっていきそうです。