Patrice Rushen / 80年代癒しソウルの極み

patrice rushenJazz

70年代~80年代に一世を風靡したR&Bソウルディーバの一人。ロサンゼルス出身のピアニスト/シンガー Ptarice Rushen (パトリース・ラッシェン)。

もともとはフュージョン畑ですが、JAZZ、R&Bをクロスオーバーしたサウンドとキュートで繊細な歌声で、数々の名曲を世に送り出した才女。

そのサウンドは現代R&B、ヒップホップも大いに影響を受けていることは言うまでもなく、数々のアーティストがカヴァーやサンプリングソースとして彼女の曲を引用しています。

70年代から80年代の癒し系ジャジーソウルの極み、ジャズを基本としたスムースなアンサンブルと伸びやかに透き通るような歌声を堪能ください!

Patrice Rushen – Review(レビュー)

Remind Me

90年代を中心に数多くのR&B/ヒップホップのサンプリングソースとして、カヴァーとして引用されてきた大定番メロウR&Bアンセム。いくらサンプリングされても色褪せない、オリジナルの完璧なまでのこの美しさ。

Patrice Rushen – Remind Me (LP Version)

 

When I Found You

数あるパトリスの曲の中でも一番のお気に入り。現代のRaveenaあたりに通じる癒し系ソウルの原型。

Patrice Rushen – When I Found You

 

Sattle For My Love

オーガニック感漂うアコースティックギターのフレーズが気持ち良いメロウグルーヴの定番。パトリスの甘く切ないボーカルとコーラス、ストリングスにより静かに盛り上がっていくアンサンブルが美しいエバーグリーンな一曲。

Patrice Rushen – Settle for My Love

 

Forget Me Nots

ディスコ定番曲としても有名な一番のヒット曲であり代表作。ハンドクラップが凄く印象的に響きますが、チョッパーによるベースラインもまた秀逸。Will Smith他、この曲も数々のサンプリングソース、カバーが存在。

Patrice Rushen – Forget Me Nots (Official Video)
Will Smith – Men In Black (Video Version)

 

To Each His Own

レトロ感のある打ち込みビートとベースラインがファンクテイストなブギートラック。こういうトラックでも上品に乗りこなすパトリスのボーカルが素晴らしい。

Anderson .PaakKnxwledgeによるヒップホップユニット、”Droogs“のサンプリングソースで使用されてました。同じ曲、同じベースラインでここまで印象変えるところが凄い。

Patrice Rushen – To Each His Own
Droogs

 

Feels So Real

Dam Funk等LAエレクトロファンク系に通じる、80年代フュージョンディスコの香りがするメロウ・ブギーチューン。

Patrice Rushen – Feels So Real (Won't Let Go) (12" Version)

 

まとめ

80年代癒しソウルの極み、 Ptarice Rushen  (パトリース・ラッシェン)でした。どこを切り取っても上品でエバーグリーン、可憐な歌声ですべてを癒してしまう稀有な存在のシンガーソングライター。まだまだ名曲が尽きませんが今回はこの辺で。