Channel Tres / 洗練された現代版ヒップハウス

Channel Tres Electronic
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カリフォルニア州コンプトン出身のDJ、プロデューサー、Sheldon Youngのソロプロジェクト、 Channel Tres  (チャンネル・トレス)。

コンプトンといえばGファンク。NWA、Dr.DRE、The Game、Kendrick Lamorとウェストコーストヒップ・ホップの聖地にような場所ですが、最近ではこの地から様々なジャンルのアーティストが排出されており、このChannel Tresはレフトフィールド・ポップからシカゴハウスに影響を受けた現代版ヒップハウス=コンプトン・ハウスを指向しています。

90年代のデトロイトテクノやヒップハウスを現代的にアレンジしたタイトなトラックにリフレインを意識したようなリリックを乗せたループするグルーヴが特徴的。

LAのシンガーソングライターBridgeや同じくLAのDUCKWRTHの「An XTRA UUGLY Mixtape」のエンジニアリングからキャリアをスタートさせ、Aaron Childsの「Tangerine」のリミックスワークと自身の作品「Controller」でChannel Tresとしてデビュー。

2018年セルフタイトルEP『Channel Tres』、2020年アルバム『i can’t go outside』、2022年『Refresh』をリリース。

SG LewisRhyeDisclosureYung BaeFlight Facilitiesなどなどへの客演やリミックスワークも好調で独自のスタンスを確立しているアーティストです。

 

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Channel Tres – レビュー

2022年作シングル。70年代ソウル/ディスコと90年代ハウスを現代的にブレンドしたコンプトン・ハウス。

 

Controller

Channel Tres-EPより。デトロイトテクノ的なバウンスビートとChannel Tresの呪文のような低く深い声が共鳴する代表作。

 

Topdown

Controllerをよりディープにしたようなゲトーテック。

 

Sexy Black Timberlake

Black Moses – EPより。ミニマルで無機質なビートの中にメロディアスなサビ、高音のシンセ音がウェッサイっぽい不思議な曲。

 

Brilliant Nigga

トライバルビートとフルート音がとってもグルーヴィ。この曲はデトロイトというよりNYガラージっぽい展開でどこか幻想的。

 

Jet Black

ダウンビートテクノ・ミーツ・ヒップ・ホップ!

 

洗練された現代版ヒップハウス、 Channel Tres でした。

MoodymannGalcher Lustwerkに近いトラックとコンプトン的ヒップホップルーツな表現が織り交ざったユニークなアプローチです。