【2022年】今注目の ジャズ・エレクトロニカ ビートメイカー 12選

ジャズ・エレクトロニカCrossover

サクラタップス音楽部が注目するジャズエレクトロニカ、ローファイヒップホップの注目ビートメイカーをご紹介します。

Blue Lab BeatsDomi & JD BeckFKJMasego、などなど当サイトでも取り上げてきたジャズ+エレクトロミュージックのクロスオーバーな組み合わせは現代音楽の中で無限の広がりを見せており、現代音楽のひとつトレンドになっていますね。

今回は、ジャズをベースにヒップホップ、トラップ、ブロークンビート、ローファイビートを組み合わせたジャズエレクトロニカ~チルホップ、ジャジーヒップホップの注目ビートメイカー12人(組)をピックアップしました。

【2022年】今注目の ジャズ・エレクトロニカ ビートメイカー 12選

Swindle

サウスロンドン出身のプロデューサー、Cameron Palmerのソロプロジェクト。父はブルースギタリストで、幼い頃からレッスンを受け、14歳の時に寝室で音楽制作を開始。

ファンクをベースにグライム、ダブステップ、ガレージにジャズ、ソウル、ヒップホップを複雑にからめ合わせたプロダクションによってUKグライムシーン、ジャズシーンに欠かせないプロデューサーとして君臨。

Swindle – Miss Kane (Donald Byrd)
Swindle – HOW I'VE BEEN ft. Joy Crookes, JNR Williams, Loyle Carner & Kojey Radical (Official Audio)

 

 

Kansado

ドミニカ共和国出身のアメリカ人ミュージシャン、プロデューサー、デザイナー。

カリビアン・ソウル~ヒップホップを通過したアフロ・ラテン・フューチャージャズサウンド。

アフロキューバンのドラムセクションからメロディックに展開するサウンドは非常に気持ちよくセンス抜群で、どの曲も中南米的なエッセンスを持ちつつもクセがなくどんなシーンにも溶け込むクオリティの高さはBlue Lab Beatsに匹敵するもの。

サクラタップス音楽部イチオシアーティスト。

Kansado – El Neo Songo
Kansado – Aguancó (Official Visualizer)

 

Kansado / アフロキューバン・フューチャージャズ!
ニューヨークのアップタウンを拠点とするドミニカ共和国系アメリカ人のマルチインストゥルメンタリスト、プロデューサーの Kansado (カンサド)。自身のバックグラウンドにあるアフロキューバンサウンドとアメリカのネオソウル、ファンク、ヒップホップを融合したアフロ・ラテン・フューチャージャズサウンドを展開しています。

 

FloFilz

ジャーマン・ヒップホップ~ジャジービーツのパイオニア。

ジャズサンプル・ベースのヒップホップビートは緻密に計算されたグルーヴとザラつきのある質感がドイツ人らしい質実剛健さを感じさせてくれます。

アルファ・ミストBlue Lab Beatsなどロンドンジャズシーンとも深くつながるビート職人。

FloFilz – Duce
FloFilz – Dulce
Lost South

 

 

J-Fills

イングランド出身のマルチ奏者兼プロデューサーJonathan Morrisのソロプロジェクト。

ヒップホップ、エレクトロニカ、ジャズ、フュージョン、R&B、ソウル、ゴスペルなど幅広いスタイルを、美しいピアノと豊かなハーモニー、キャッチーで明るい音色に彩られた作品が特徴。

Blue Lab Beats, Conor Albert, Tom Misch, Jordan Rakeiらと同様にUKジャズクロスオーバーの一翼を担う存在。

J-Fills – Second Wind
Second Wind
J-Fills – Begotten
Begotten

 

 

Nikitch & Kuna Maze

フランス出身でベルギー・ブリュッセルを拠点に活動するビートメイカーデュオ。

ブロークンビート、シカゴ・フットワーク、UKガレージ、デトロイト・ハウス、ラテンジャズ、スピリチュアルジャズと、あらゆるジャンルが交錯し、様々な音楽的フォーマットツールを巧みに操りながらもジャズが根底に流れるエレクトロニック・ベース・ミュージック。

Nikitch & Kuna Maze – 46 Rue Du Fort 
46 Rue Du Fort
Nikitch, Kuna Maze – ZBRA

 

 

edbl

すでに言わずもがなの人気を誇るサウスロンドンのシンガーソングライター、プロデューサー、ギタリスト。

音楽プロジェクトを始めて数年で数多くのアーティストとのコラボレーション、自作リリースをしておりイギリスはもとより日本をはじめ世界で最も注目されるビートメイカーのひとり。

セッション・ミュージシャンとしてのルーツを持ち、生音にこだわるサウンドメイキングでTom MischFKJが合体したような美しくもUK音楽シーンのトレンドど真ん中のサウンド。

edbl & James Berkeley – Back To May (Official Audio)
edbl – Nostalgia (feat. Taura Lamb) (Official Audio)

 

 

Werkha

イギリス、マンチェスター出身のDJ、リミキサー、プロデューサーTom Leahのソロプロジェクト。

アナログ・ジャズファンクのヴァイブスとモダン・ダンス・ミュージックのセンスを融合させ、ホーン、ベース、コントラバス、ハープ、ギターにスペイシーなシンセを、ファンキーなドラムプログラムで統一した独自のサウンドを展開するブライトンを代表するレーベルTru Thoughts期待のアーティスト。

Werkha – Move Different
Werkha – Battered Mars Bar

 

 

TOMC

ビート&アンビエント・プロデューサー / プレイリスターとして活動する日本人ビートメイカー。

近年ローファイ・ヒップホップ、ジャズ・ヒップホップやアンビエントな作品を多くリリースしており、日本人らしい繊細、緻密で美しい音作りは、Nujabesにも通ずるものを感じます。

また、ニューエイジやレアグルーヴへの深い造詣の持ち主としてキュレーター、プレイリスターとしても高い人気を誇る人。

TOMC – place to be
Place To Be
TOMC – Stories & Studies
Stories & Studies

 

 

E-SWERVE

アメリカ、オハイオ州クリーブランド出身のプロデューサー兼トランペット奏者。

アメリカ出身らしいダイナミックで硬質なトラップ、ヒップホップにパワフルなトランペットの組み合わせは、他のジャズエレクトロニカ、ローファイヒップホッププロデューサーにはないユニークなスタイル。

サックスとトランペットの違いはありますがキャンディ・ダルファーとかを想起してしまうような非常にアメリカっぽい爽快さ。

E-SWERVE – 2 FUNKY
2 FUNKY
E-SWERVE – RED PILL
RED PILL

 

 

Anomalie

カナダ、モントリオールを拠点とするキーボーディスト・コンポーザー・プロデューサーのNicolas Dupuisによるソロプロジェクト。

幼少期からクラシック、ジャズピアノの教育を受けた才能を生かした美しくも奥深いピアノサウンドを主体に、エレクトロニック、ヒップヒップホップ、ジャズ、ファンクを融合した立体的なビートメイキングが特徴。

2018年には早くも来日公演も果たしておりチャーリー・プースやサンダーキャットからも評価される世界的注目ビートメイカー。

Anomalie – Untouchable feat. India Carney (Live Performance)
Anomalie feat. Masego – Memory Leaves (Official Video)

 

 

Otis Ubaka

イギリスのタウントン出身の若手ビートメイカー。

メロディックなキーとサックスを主体に一貫して甘くて美麗なジャジー・ローファイビートを奏でます。

Vinyl Digital、Chill BeatsなどのレーベルやJazz VibesやMellow beatsなどのチルホップ系プレイリストにも今や常連の一人としてストリーミング数も爆増している注目ビートメイカー。

A Morning in London – Otis Ubaka
softy x Otis Ubaka – Gone Alone

 

 

Noah Rosen

サンフランシスコ出身のサックス奏者、ソングライター、プロデューサー。

コンテンポラリー・ジャズ~フュージョンを時にしっとりと、時に情熱的なサックスプレイとローファイヒップホップ、トラップ、エレクトロニックを組み合わせたシネマティックな世界観。

非常に大人な雰囲気漂うジャズエレクトロ・ローファイビーツ。おススメです。

Noah Rosen – Just Say You Will
Just say you will
Midnight San Francisco (feat. T. Ferd)

 

 

まとめ

今注目の ジャズ・エレクトロニカ ビートメイカー をご紹介しました。掘れば掘るほど出てくるこのシーン。

まだまだ沢山のビートメイカーがいますのでまた特集したいと思います。

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