オハイオ州クリーブランド出身で、現在はニューヨークの「顔」ともいうべきPlaza HotelのOak RoomやグラマシーパークホテルのRose Barでのレジデンス、Village Vanguard、Fat CatのようなWest Villageのジャズクラブで演奏を重ねるジャズトランぺッター兼ボーカリスト、 Brian Newman (ブライアン・ニューマン)。
Miles Davis、Chet Baker、Nirvana、Thin Lizzyなどジャズとロックの音楽的影響を受けていて、12歳の時にLouie Bellson(デューク・エリントンとカウント・ベイシーのドラマー)と出会い、そのころからニューヨークでのジャズミュージシャンを目指すようになり、2003年ニューヨーク移住を決断。
下積み時代に今は存在しないニューヨークのバー、Saint Jerome’sでレディ・ガガと出会い、彼女が世界的なポップスターに上り詰めてもなお、盟友として活動を共にしています。
2014年には往年のポップシンガー、トニーベネットとレディ・ガガによるグラミーアルバム、「Cheek To Cheek」のバンドリーダー兼トランぺッターや、映画「A Star Is Born」に収録されている「La Vie En Rose」のトラックを映画に出演もするレディ・ガガと共同制作。
その後トニーベネットの息子、デー・ベネットがCEOを務めるジャズレーベルの名門、Verveと契約し2018年アルバム「Showboat」をリリース。トラディショナルなジャズとRobert GlasperやKamasi Washingtonに代表される現代ジャズにインスパイアされた、ダイナミックさとスリリングさを兼ね備えたパワーが秘められた作品に仕上がっています。
内容もビング・クロスビーの1930年代スタンダード「Pennies From Heaven」やトム・ウェイツの「Jockey Full Of Bourbon」、そしてベックの「Tropicalia」などバラエティに富んだカヴァー楽曲が収録されていて、彼のカルテットであるスティーヴ・クルティカ(Sax/Flute)、アレックス・スミス(Paino/Key)、ジョー・ペリ(Dr)、ダニエル・フース(B)、ポール・フランシス(Dr/Per)によって演奏されています。
Review(レビュー)
Brian Newman – Sunday In New York
彼の今の自信と勢いを感じさせるトランペットのパワフルな音色が非常にキャッチーで印象的な、ニューヨークの街にピッタリな楽曲
Don’t Let Me Be Misunderstood feat. Lady Gaga
1965年Animalsバージョンの同曲を盟友、レディ・ガガとカバー
Pennies From Heaven
1936年作、フランクシナトラやビリーホリデーもプレイしたビング・クロスビーの名作をスリリングでゴージャスにアレンジ。
Tropicalia
おススメ。BECKの同曲をスタイリッシュにカバー!
Lady Gaga – La Vie en Rose
映画「A Star Is Born」サントラより。
まとめ
今やニューヨークの「顔」となったジャズトランぺッター兼ボーカリスト、 Brian Newman (ブライアン・ニューマン)でした。
ダイナミックでスリリング、そしてスタイリッシュなブライアン・ニューマンのジャズの世界をお楽しみください。