アメリカ、オークランドをベースに活動するD.I.Y型インディポッププロジェクト、フロントマン Anthony Ferraro (アンソニー・フェラーロ)による Astronauts,etc.
バークレー音大でクラシックを専攻していたものの、重度の関節炎によりリタイアせざるを得なくなり、今の表現形式に行きついたようです。
滑らかでスペイシーなサイケデリックサウンドは、プロジェクト名(”Astronauts”=宇宙飛行士)の通り(意図しているかどうかはわかりませんが)宇宙的な空間を作り出していて、彼のファルセットやシルキーなボーカルとマッチした透明感のあるインディポップ、ラウンジロックの世界を作り出しています。
また、Toro Y Moi のツアーのキーボーディストとして参加しており、共同プロデューサーとしてもChaz Bear(A.K.A Toro y Moi)が関わっています。
Discography(アルバム)
Mind Out Wandering (2015)
Living In Symbol (2018)
2018年7月にセカンドアルバム「Living In Symbol」がリリースされています。
余談ですがこの“Astronauts, etc.”というプロジェクト名、単純に”Astronauts”という名前のイギリスのロックバンド(この人たちも好きですが)や、”The Astronauts”という60年代のサーフロックグループがいたりと類似系が多くて間違いやすいので注意が必要です。
だからetc.とかつけたのか?とも思いますが、単純にバンド形式をとってるってことで(~たち)にしたかったんでしょうか・・・う~ん、名前の由来は調べてみたんですがよくわからないです・・・。
Astronauts,etc. : Review(レビュー)
Astronauts,etc. – I Know
哀愁のあるギターが鳴り響く美メロインディフォーク&ポップの傑作。サビが秀逸。
Shake It Loose
トロイモア譲りのチルウェーヴ感を漂わす切れの良いビートのインディポップサウンド。
The Border
2018年「Living In Symbol」から、トロイモアが主宰するCompany Recordsに移籍しての一発目。ストリングスを効果的に使用したメロウ・インディポップ。
Visitor
おススメ。ドラム、ギター、ベース、キーボード、ストリングス、そしてボーカル、すべての調和がとれた透明感あるやや内省的なジャジーサウンド。
まとめ
宇宙的透明感のあるインディポップ、 Astronauts,etc.でした。インディロックをベースに表現豊かなサウンドプロダクトは非常に高い才能を感じさせてくれます。