NANNA.B / デンマーク発LAビート界を席巻するシンガー

Nanna.B Neo-Soul
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デンマーク生まれで、ロサンゼルスを拠点とするシンガー、ソングライター、プロデューサーの Nanna.B (ナナ・ビー)。

両親は教師で音楽的なバックグラウンドは無かったがデンマークのアフリカ音楽を専門とする学校に入学させられ、ヨルバ語を学びタンザニアとナイジェリアの音楽やダンスを学ぶ中で、音楽をスピリチュアルなものとして捉えるようになる。

その後アートスクールに進学しビジュアルアート、ストリートアートとパフォーマンスアートに3年間没頭し、再度音楽活動へと気持ちが傾き2012年セルフプロデュース作『Vitaphone』を制作し、まもなく単身LAへと渡り、そこでThe Sa-Ra Creative PartnersShafiq Husaynと出会いLAの音楽シーンへと入り込むことになります。

当時Shafiq Husaynのバックでドラムを担当していたAnderson .PaakMndsgn、Ian OmariといったLA音楽シーンの中心人物たちと繋がっていったことにより、彼らのプロデュースによるアルバム『Solen』を2018年にリリース。

ユニークな音楽教育を受けた彼女とLAの最先端ビートが融合した、どうやっても悪くなるはずのない組み合わせでSoulectionやBoiler Roomといった最先端のミュージックプロモーターからKEXP、BBC1、JazzFMといったメディアに至るまで高い評価とサポートを獲得。

瑞々しいボーカルと詩的なストーリーテリングにポップ、R&B、ソウル、エレクトロニック要素を含むをジャンルの超えた豊かなサウンドスケープを作り出しています。

またボーカリストとしてもPotatohead People、Bobby Earth、Shatter Handsといったビートクリエイターたちの作品へのコラボレイターとして活躍しています。

2023年には2ndアルバムとなるアルバム『Don’t Come If You Can’t Bring No Flowers』をリリース。

今回はセルフプロデュース作品としてLA培った経験に裏打ちされる卓越したビートセンスとメロディ、ジャズバンドKatalystのメンバーがサウンドサポートを担当、そしてゲストにPink Siifu, Raphael Saadiq, Lucy Pearlを迎えた力作となっています。

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NANNA.B : レビュー

ラッパーPink Siifuを迎えた浮遊系のチルアウト・ネオソウル。

 

花をモチーフにした彼女のアートワークによるMVも素晴らしいジャジーダウンテンポ。

 

アルバム後半はこういったしっとりとしたジャジー&LAビーツ的な作品が並んでいて個人的に好きです。

 

Mndgnとのコラボ作。Mndgnのノスタルジック・エレクトロファンクビーツとも相性バッチリ。

 

Solen』よりIman Omariプロデュースのジャジーソウル。

 

デンマーク発LAビート界を席巻するシンガー、 Nanna.B (ナナ・ビー)でした。

アルバム『Don’t Come If You Can’t Bring No Flowers』は、LAビート界でユニークなクリエイターの一人として独り立ちするための試金石になりそうな作品です。