きらめくギターリフ、揺らめくシンセ、ローファイなベースライン、ゆるふわでアンニュイなボーカル・・・家でまったり過ごしたいときに最適な”ドリームポップ“から、おススメ9アーティスト/バンドをご紹介します。
ベッドルームでのD.I.Y宅録が主流になりつつある世界のインディポップ界隈から、R&Bやジャズのエッセンスも感じさせるレイドバック系ドリームポップを中心にセレクトしました。
早速行ってみましょう。
Mk.Gee
ニュージャージー南部出身で現在はLAを拠点に活動するベッドルーム・プロデューサー、Michael Gordon(マイケル・ゴードン)によるソロ・
もともと、南カリフォルニア大学ソーントン・スクール・オブ・ミュージックでポピュラー音楽の学位を取得するために2016年にロサンゼルスに移り、そのまま自宅で制作を開始。
R&B、ジャズ、エレクトロニカ、ファンク、ポップの要素を織り交ぜた透き通ったポップサウンドは、マック・デマルコやニック・ハキムとも比較される存在に。
Mk.Gee – I Know How You Get
Mk.gee – cz
Diamond Cafe
カナダのマルチプレイヤー、Tristan Thompson(トリスタン・トンプソン)によるソロプロジェクト、Diamond Cafe(ダイヤモンド・カフェ)。
Frank Oceanのような中世的で80年代的なドリーミーシンセポップとR&Bを融合させた、どの曲も全体に漂うリリカルな雰囲気が美しい、個人的にもおすすめなアーティストです。
Diamond Cafe – Good Enough
Diamond Cafe – What I Want The Most
Pecas
マルチプレイヤー兼シンガーソングライターのSandy Davis(サンディ・デイビス)とプロデューサーの John Morisi(ジョン・モリシ)が中心のバンドプロジェクト、Pecas(ぺカス)。
特に竹内まりや、Hall&Oates、Bozz Scaggs、Bobby CaldwellなどのAOR/ポストディスコとBlood Orangeから影響を受けたサウンドは、リバーブに包まれたボーカル、揺らめくエレピ/シンセ、緩やかなベースラインが心地よいキャッチーでリラックスできるドリームポップ。
Pecas – T-Shirt
Pecas – Tuesdays
Ruru
フィリピン、マニラベースのシンガーソングライター、Denice Quimbo(デニス・キンボ)によるソロプロジェクト、RuRu(ルル)。
2014年から活動を開始し、R&B、ジャズのエッセンスを加えたメロディアスでアンニュイなローファイ・ドリームポップ。
同郷マニラのMellow Fellowや後述のVansireなどとのコラボも活発に行っています。
Ruru – Another
Ruru – There You Go
Vansire
ミネソタ州ロチェスター出身のJosh Augustin(ジョシュ・オーガスティン)とSam Winemiller(サム・ワインミラー)からなるドリームポップバンド、Vansire(ヴァンサイア)。
ハイスクール時代から2人でベッドルームでの音楽制作を始め2016年『Reflections and Reveries』でデビュー。
仲のよさげな二人が展開するふわふわとしたシンセ/ギターが気持ちいいドリームポップサウンド。
Vansire – That I Miss You
Vansire – Lonely Zone feat. Mellow Fellow, Ruru, & Paul Cherry
Clairo
『Pretty Girl』がバイラルヒットした話題のゆるふわベッドルーム・ポップシンガー、Clairo(クレイロ)。
お父さんはP&G、コカ・コーラ、スターバックス、コンバースなどの有名企業やグラミー賞に関連する慈善団体のトップや取締役を務める財界の大物だそう。
そんなお父様の威光がなくても充分な話題性と実力で、ベッドルーム・ポップ界のスターへと成長していきそうです。
新鋭エレクトロ・プロデューサー、SG Lewisとのコラボ曲「Better」も好評だったり、Mellow Fellowとの「How Was Your Day?」や後述Jacob Ogawaとの「You Might Be Sleeping」も話題となったりと、これからも目が離せない存在。
Clairo – Pretty Girl
Clairo – Bags
Jakob Ogawa
ノルウェー、オスロを拠点とするシンガーソングライター、Jakob Ogawa(ジェイコブ・オガワ)。
日本人のような名前ですが特に日本の血は入っておらず、日本文化が好きで「小川」という名前をつけたそう。
ひたすらソフトで滑らか、そしてアンニュイなボーカルとふわふわのシンセ、ドリーミーなギターの音色と、これでもかと畳みかけてくる北欧ベッドルームポップ。
Jakob Ogawa – April
Jakob Ogawa – You Might Be Sleeping /w Clairo
Tokyo Tea Room
イギリス南東部の都市、カンタベリー出身のDaniel Elliott(ダニエル・エリオット)とBen Marshall(ベン・マーシャル)により構成されたバンド、Tokyo Tea Room(トウキョウ・ティー・ルーム)。
ジェイコブ・オガワ同様、特に日本とは民族的な関係はありません。Japanese BreakfastやJapanese Houseなどインディポップ界は結構日本好きが多いんでしょうか。
メロディアスなベースラインとギターリフ、ドリーミーなシンセが混ざり合い、ボーカルを担当するBeth Plumb(ベス・プラム)の透き通ったボーカルが夢心地にさせてくれるサイケサウンド。
Tokyo Tea Room – Things Are Changing
Tokyo Tea Room – Half The Man
Stray Fossa
テネシー出身のNick Evans(ニック・エヴァンス)、Will Evans(ウィル・エヴァンス)の兄弟とZach Blount(ザック・ブラント)の3人編成によるバンド、Stray Fossa(ストレイ・フォッサ)。
現在はバージニア州シャーロッツビルにある自宅の屋根裏部屋で制作されたサウンドは「ローファイ・チルウェーブノスタルジア」「ガレージロックとドリームポップの心が溶け合うブレンド」などとアメリカの有名ブロガーから称賛されています。
Stray Fossa – Are You Gonna Be Okay
Stray Fossa – It’s Nothing
ドリームポップ おススメアーティスト :まとめ
ドリームポップ おススメアーティスト9選をお送りしました。かなりまったりと、お家BGMとして最高にリラックスできそうな内容だと思います。
▼あわせてダウナー系 インディを聴けば脱力感ハンパないです▼