LAで活動するピアニスト兼プロデューサー、Kiefer Shackelfordのソロプロジェクト、 Kiefer (キーファー)。
サンディエゴで生まれで6歳頃からピアノを習いはじめ両親の影響もありジャズに傾倒。UCLAのジャズ研究プログラムに進み、著名ジャズプレイヤーの指導を受け2017年アルバム『Kickinit Alone』でデビュー。
打ち込みベースのヒップホップビートメイキングと美しいピアノを絡めた楽曲作成でLAビート系界隈で評価を得て、Stones Throwと契約。
Moses SumneyやTerrance Martinとの共演やMndsgnとのコラボレーションを経て2018年6月にアルバム「Happysad」をリリース。
自身の活動の傍らプロデューサー活動でも成果を出しており、Anderson .Paakの2019年アルバム『Ventura』の”Yada Yada”と”King James”の共同プロデュースを担当しアルバムは2020年グラミー最優秀R&Bアルバム賞を受賞。
ミニマムなヒップホップやエレクトロベースなビートと、美麗なピアノメロディが織り成すグルーヴ感は、Kaidi Tatham等ウェストロンドンのクロスオーバーとはまた違った、ヒップホップを起源としたアメリカらしいスタイルのクロスオーバーサウンド。
2024年6月5日にはビルボードライヴ東京でのライヴも予定されています。
Kiefer : レビュー
Dreamer
2023年アルバム『It’s OK,B U』より、いつにも増して早朝~朝方チルホップミュージックが展開されています。
Kiefer – What A Day
アルバム「Happysad」からのファーストカット、ポジティブなビートとピアノがスムーズに溶け合う”What A Day”。FMラジオのジングルとかに使われそう。MVにはMndsgnも登場。
Be Encouraged
2019年アルバム「Superbloom」より。瑞々しく響くピアノフレーズのループがクセになるチルな一曲。
AAAAA
歪んだシンセのループとざらついたピアノ音がレイドバック感溢れるダウンビート。
Reinvent Yo Self
前作アルバム「Kickinit Alone」より。詰まり気味のビートと詰まり気味のピアノのハズし方が絶妙で、結構エクスペリメンタルなつくり。
LAビート界とジャズ界を渡り歩く新星ピアニスト、 Kiefer でした。LAのビートミュージックとジャズの要素を美麗なピアノで包み込むKieferサウンドが確立されていますね。来日公演も楽しみです。