LAで活動するピアニスト兼プロデューサー、Moses SumneyやTerrance Martinとの共演やMndsgnとのコラボレーションによりLAの人気レーベル、Stones Throwと契約し2018年6月にアルバム「Happysad」をリリースした、Kiefer Shackelfordのソロプロジェクト、 Kiefer (キーファー)。
Stones Throwらしいヒップホップやエレクトロベースなビートと、美麗なピアノメロディが織り成すグルーヴ感は、Kaidi Tatham等ウェストロンドンのクロスオーバーとはまた違った、アメリカらしいと言えばアメリカらしい魅力に溢れています。
また、Josef Leimberg(ジョセフ・ラインバーグ)やJeff Parker(ジェフ・パーカー)、Terrace Martin(テラス・マーチン)とも共演するLAジャズ界の気鋭トロンボーン奏者Jonah Levine(ジョナ・レヴィーン)によるコレクティブにもピアニストとして参加したり、Anderson .Paakのグラミーアルバム「Oxnard」、「Ventura」へのプロダクションと着実に活躍の幅を広げています。
LA界隈を中心とするビート界とジャズ界を渡り歩く注目の人物になっていきそうです。
Review(レビュー)
Kiefer – What A Day
おススメ曲。アルバム「Happysad」からのファーストカット、ポジティブなビートとピアノがスムーズに溶け合う”What A Day”。FMラジオのジングルとかに使われそう。MVにはMndsgnも登場。
Be Encouraged
2019年アルバム「Superbloom」より。瑞々しく響くピアノフレーズのループがクセになるチルな一曲。
10,000 Days
ドープなヒップホップビートと美麗ピアノのコントラストが素晴らしい。
AAAAA
歪んだシンセのループとざらついたピアノ音がレイドバック感溢れるダウンビート。
Reinvent Yo Self
前作アルバム「Kickinit Alone」より。詰まり気味のビートと詰まり気味のピアノのハズし方が絶妙で、結構エクスペリメンタルなつくり。このアルバムも結構おススメです。
Jonah Levine Collective – For Free
Kiefer が参加しているJonah Levine Collectiveから。Kendrick Lamarの”For Free”を超絶ジャズカバー!ピアノソロもかっこいい!
まとめ
LAビート界とジャズ界を渡り歩く新星ピアニスト、 Kiefer でした。LAのビートミュージックとジャズの要素を美麗なピアノで包み込む、ありそうでなかったサウンド。他のアーティストとのコラボレーションやプロデュース活動も活発化しているようなのでそこもチェックしていきたいと思います。