Amy Winehouse(エイミー・ワインハウス)やMayer Hawthorne(メイヤー・ホーソーン)のヒットによって2000年代以降、着実に進化している現代版のリアル”ソウルミュージック”とでもいうべきネオヴィンテージ、レトロソウル界隈。
2010年代以降も数々のアーティストが世に出てきています。
ソウルミュージック~ネオヴィンテージソウルとは?
ソウルミュージックとは、1950年代~60年代にアフリカ系アメリカ人によるゴスペルとブルースから発展してきた音楽である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
その後ソウルミュージックが現代までに多くの形で発展していくわけですが、ネオヴィンテージソウルとは、その初期(50年~60年代)に発展したソウルミュージックの原型を踏襲しながら現代人としてのそれぞれの出自や背景(アフリカ系アメリカ人以外の出自やDJ、クリエイターの視点等)をエッセンスとして取り入れた現代版ソウルミュージック、といったといころでしょうか。
Mark Ronson×Bruno Marsの”Uptown Funk”も上記のエッセンスを取り入れてビッグヒットしていますし、最近ではBlack Pumasがグラミーノミネートされていました。
当ブログでもCurtis Harding、Trish Toledo、Lack Of Afro、Bobby Oroza等々個別で紹介していますが、最近気になる、おススメアーティストをここで一気にご紹介していきます。
Alexis Evans – I Made a Deal With Myself
フランス、ボルドー出身のギタリスト&シンガーであるAlexis Evans(アレクシス・エヴァンス)。ロック、リズム・アンド・ブルース、ソウルを巧みに操ったヴィンテージ感たっぷりでグルーヴィなディープソウル。
B Golden – Superstar
アーティスト情報がほとんどありません。というか皆無の男性シンガー。YouTube上ではこの”Superstar”と”When I See You Smile”がアップされています。ファルセットボイスとゆったりと流れるメロウなサウンドが実に心地良い、リラックスタイムにおススメのBGMです。
Durand Jones & The Indications – Cruisin’ to the Park
J.P. Bimeni & The Black Belts – Honesty is a Luxury
東アフリカのブルンジ出身で、ロンドンで活動するシンガー、J.P.Bimeni(ビメミ)とスペインのファンクグループ、The Black Beltsによる男性的な野性味のあるビターソウル。同じUKのStone Foundationに近いレトロ・ファンキーサウンド。
The Soul Chance – The Sole Chance
カリフォルニアベースのレトロ感たっぷりな男女レゲエ/ソウルバンド、The Soul Chance(ザ・ソウル・チャンス)による、カリフォルニアの古いダイナーが似合いそうな郷愁漂うカリビアンヴィンテージ・インストメンタル!
The Teskey Brothers – Hold Me
オーストラリア、メルボルンを拠点とするJosh TeskeyとSam Teskeyのテスキー兄弟を中心としたバンド、The Teskey Brothers(ザ・テスキー・ブラザース)。ストレートでソウルフルなJosh Teskeyのボーカルが光る、適度な粗さとオーガニック感が同居したオーストラリアン・ソウル。
Amahla – River
2018年デビューのロンドンをベースに活動するシンガー、Amahla(アマーラ)。アコースティックでヴィンテージなサウンドは、Corinne Bailey Rae やRaveenaのように甘く、癒されること間違いなし。
まとめ
現代 ソウルミュージック の輝き!ネオヴィンテージソウル7選でした。
現代なのにレトロ、50年代60年代のスタイルがそのまま現代に蘇っているようで、それが新鮮に感じてしまうところがまた面白いところですね。もはや現代ソウルミュージックの一つのスタイルとして確立している感がありますので、引き続き掘り続けてまたご紹介したいと思います。