アメリカ、ミシガン州出身のシンガーソングライター・ギタリスト、 Curtis Harding ( カーティス・ハーディング )。
クラシックソウルやR&Bにインディロックやガレージパンクのような鋭い感性を融合させた独自のヴィンテージソウルの世界を切り拓くアーティスト。
2014年に発表されたアルバム、『SOUL POWER』が話題となり、一躍ソウルミュージックシーンに現れましたが、2017年のセカンド『FACE YOUR FEAR』は非常に完成度の高い洗練された音楽性で、現代ノーザンソウルの神髄のような内容でした。
2021年リリースの『If Words Were Flowers』では、前作までの内容を踏襲しながらサイケデリアの要素を強めたグルーヴと切れ味鋭い迫力のサウンドプロダクションで迫ってきます。
自身の音楽を“slop ‘n’ soul”と提唱したロック、ソウル、ブルース、ファンクの要素を複雑に織り交ぜた重厚でありスモーキーなグルーヴに満ちたサウンドを聴いていきましょう。
Curtis Harding : レビュー
Can’t Hide It
『If Words Were Flowers』より、70年代インスパイアな楽曲に合わせられたMVには俳優のOmar Dorsey(オマー・ドロシー)とAnthony Mackie(アンソニー・マッキー)も出演。
Curtis Harding – Wednesday Moving Atonement
グラミープロデューサー、Brian Joseph Burton(Danger Mouse)プロデュースによる、ブルースベースのサイケデリックなサウンドと気怠く絡みつくようなCurtis Hardingの歌声素晴らしいアバンギャルド感。
A COLORS SHOWバージョンで。
Curtis Harding – Need Your Love
60’sソウルのパワフルさを感じさせてくれるアップテンポなソウルナンバー。
Curtis Harding – Face No Fear
アルバムタイトル曲。ストリングスが効果的なダンディズム漂うスモーキー・ローファイ・ソウル。
Curtis Harding – Keep On Shining
2014年アルバム「Soul Power」より。この曲も60年代ソウル的エモーショナルなクラシカルソウル。
まとめ
アバンギャルド感漂うヴィンテージソウル、 Curtis Harding でした。
どのアルバムも非常にコンセプチュアルでクオリティ高い作品だと思いますので、アルバム「通し」でお楽しみください。
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