ガーナ出身でケンブリッジやロンドンを拠点に活動するソウル/ジャズシンガー、 Myles Sanko (マイルス・サンコ)。
フランス人とガーナ人の両親の間に生まれ、16歳のときにガーナからイギリスに移住。
ジャズファンク・インプロバンド『Bijoumiyo』のフロントマンとして2006年から活動し、その後イギリスのファンク・ソウルバンドSpeedometerのコラボレイターとしても活躍。
ソウルフルで深みのあるボーカリストとしての実力が音楽ファンから高い注目を浴び、グレゴリー・ポーターのヨーロッパ・ツアーサポートなどを経て2013年にEP『Born in Black & White』でソロデビュー。
翌2014年には初フルアルバム『Forever Dreaming』をリリース。エモーショナルなボーカルと鮮明でありながらクラシックなサウンドプロダクションとライティングは、決して派手さはないものの誠実でストレートに心に響く普遍のソウルミュージックです。
その後も2016年に『Just Being Me』、そして2021年に4thアルバムとなる『Memories Of Love』をリリース。
高揚感のあるスピリットを感じる、最高峰のブリティッシュ・モダンソウルミュージックを堪能ください。
Myles Sanko : レビュー
Blackbird Sing
『Memories Of Love』より3曲。
グレゴリー・ポーターを思わせるようなふくよかな雰囲気のボーカルが、繊細なピアノ、ベース、ドラムによるジャズトリオの上にしっとりと浮かぶソウルジャズ。
Streams Of Time
ピアノ、ホーン、ギターの優しくもゴージャスなアンサンブルと力強いコーラスが織りなす上質なピュアソウル。
Rainbow In Your Cloud
最初のスネアドラムビートから最後のホーンまで、非常に計算しつくされた完璧なサウンドを乗りこなす完璧なボーカルが素晴らしい!
Just Being Me
2016年『Just Being Me』からのタイトルトラック。
ジャズベースのサウンドの中に実験的でリラックスした雰囲気、グルーヴを感じるMyles Sankoサウンドを確立したような曲。
Forever Dreaming
2014年『Forever Dreaming』からのタイトルトラック。
ポジティブで伸びやかなサウンドが、Speedometer的な雰囲気も感じられるナイス・ヴィンテージソウル。
まとめ
ブリティッシュ・モダンソウルの最高峰、Myles Sanko(マイルス・サンコ)でした。
Stone Foundationにも近い非常に上質なブリティッシュ・ソウルジャズサウンドは、オトナの方に是非とも聴いてほしいアルバムです。