30/70 / 絶えず変化するメルボルン・フューチャーソウルコレクティヴ

30/70Crossover
Autosave-File vom d-lab2/3 der AgfaPhoto GmbH
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オーストラリア、メルボルンを拠点に活動するジャズ、フューチャーソウルコレクティヴ、 30/70 (サーティ・セブンティ)。

メルボルンの北部にある郵便番号にちなんだバンド名で、ハイエイタス・カイヨーテと並ぶオーストラリアを代表するフューチャーソウルバンドとして当サイトでもたびたび取り上げているバンド。

【 Future Soul 】フューチャーソウルおススメ7選
 Future soul (フューチャーソウル)は2010年代に入りよく聞くようになったこのジャンルですが、端的に言うとネオソウルをベースに、R&B、ジャズ、シンセ・エレクトロサウンドを融合させた音楽・・・といったところでしょうか。...

ネオソウルをベースにR&B、ジャズを巧みに取り入れ、 Ziggy Zeitgeist、Hazy Hicks、Chaser、Thhomasのタイトなリズムセクションに、ハスキーでソウルフルなAllysha Joyのボーカルが全体をスリリングで且つグルーヴィにまとめ上げるサウンドが持ち味。

メンバーそれぞれもA Brother Scratch、Allysha Joy Trio、 Zeitgeist Freedom Energy Exchangeなど他のプロジェクトを展開しており、30/70はその母体として有機的に変化を続けるミュージシャンたちのコレクティヴ、という位置づけでしょう。

2014年にセルフタイトル作『30/70』、『The Cold Radish Coma』(2015)、ミックスにHiatus Kaiyoteのポール・ベンダーが担当した傑作『Elevate』(2017)、『Fluid Motion』(2019)と、オーストラリアはもとよりGiles Petersonがコンパイルしたオーストラリアジャズシーンをパッケージしたコンピレーションアルバム『Sunny Side Up』を通してヨーロッパでも高い人気を誇る存在に。

現在はそれぞれの個別の活動がメインのような気もしますが、コンスタントに楽曲リリースもされているのでここでレビューしていきたいと思います。

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30/70 : レビュー

2022年新作。70年代のハービーハンコックの世界観と現代クラブジャズヴァイブスが合体。

ALL 4 U

 

タイトなリズムセクション、美麗なシンセとソウルフルで存在感のあるAllysha Joyのボーカルが三位一体となった30/70らしいサウンド。

WITHOUT YOU, WITHIN ME

 

いつもの彼らよりセクシーでナイトテイストな作品。Chaos In The CBD、Crista、Yu SUらアンダーグラウンドなクリエイターによるリミックスも秀逸。

Tastes Like Freedom
30/70 – Tastes Like Freedom (Chaos In The CBD Remix)

 

アルバム『Fluid Motion』より、ヒップホップ的なブレイクビーツ、R&B~ネオソウルに傾倒した聴き易い作品。

30/70 – Addicted

 

Elevate』より、ハイエイタス・カイヨーテ以降のオーストリア・フューチャーソウルシーンを代表するアルバムのオープナー。アルバム通しでおススメ。

30/70 – Slangin

 

絶えず変化するメルボルン・フューチャーソウルコレクティヴ、 30/70 (サーティ・セブンティ)でした。

メンバーは流動的に変化していて最大11人、現在は5人のようですが旧メンバー含めたメンバー同士の絆は深く、これからも増減しつつ彼らの大きな母体として活動していくことでしょう。