ニューヨーク、スタテンアイランド出身のR&Bシンガーソングライター、Eamon Doyle= Eamon (エイメン)。
幼い頃から父親が所属するドゥーワップ・グループで演奏を始め、10代半ばにはレコーディング・スタジオに出入りするようになり、マネージャーでNYオールドスクールヒップホップの名門First Priority Musicの創設者であるNat Robinson、ラッパー/プロデューサーのMilk Dee(Audio Two所属)、Mark Passyらによってバックアップされ、2004年『Fuck It (I Don’t Want You Back)』でデビュー。
このデビュー作が大当たりし、2000年代を代表するR&Bソングのひとつ言っても過言ではないほどの大ヒットとなり、デビューアルバム『I Don’t Want You Back』もゴールドディスクを獲得。
その後レーベル関連のもつれなど紆余曲折もあり一発屋的な存在になり、約10年ほどをソングライティングやレコーディングバックコーラスなど裏方として辛酸を舐めつつも2017年アルバム『Golden Rail Motel』で復活。
前作までのジャスティン・ティンバーレイク的な軽快なモダンレトロR&Bから、より踏み込んだ60年代~70年代ヴィンテージソウルを意識した作品で、Curtis HardingやLeon Bridges、Durand Jonesなどのネオヴィンテージソウルの潮流とも相まって再ブレイク。
そして2022年3月『No Matter The Season 』をリリース。60年代~70年代のアフリカ音源ライブラリをサンプリングベースにしたトライバル&ヴィンテージなつくりは非常にアグレッシヴで豪快なヘビー級ソウルアルバムになっています。
ではこのEamonの『No Matter The Season 』を中心に聴いていきましょう。
Eamon ; レビュー
Come On Through
ヒップホップ的なサンプリンググルーヴも感じるファンキーヴィンテージソウル!
Good News
気分が上がるファンキーダンサブルチューン。サビがカッコいい!
F**k It
代表作、ですがこのころの印象はすでにないですね、今の路線は個人的には正解だと思います。
復活のファンキー・ヴィンテージソウル、 Eamon (エイメン)でした。
『No Matter The Season 』は非常にアグレッシヴでエモーショナルなファンキー・ヴィンテージ・ソウルアルバムに仕上がっていて聴き応えありますよ!