Back to 90’sと題して90年代のR&Bシーンを年ごとに振り返っていきたいと思います。
このページでは1990年、1991年、1992年に続き、1993年のR&Bソングからこの年を象徴する10曲をセレクトしています。
90年代に入りR&Bはアメリカ全体の音楽シーンの主流へとなりつつありましたが、それが現実的にアメリカの音楽界を完全に支配するような現象が1993年6月5日のビルボード全米ホット・シングル・チャートで示された形となります。
トップ10のうち実に7曲がR&Bであり、ジャネット・ジャクソン “That’s the Way Loves Goes” (1)、シルク “Freak Me” (2)、H-Town “Knockin’ da Boots” (3)、SWVの “Weak” 、ヴァネッサ・ウィリアムス&ブライアン・マクナイト “Love Is” (5)、SWVの “I’m So Into You (6) そしてロビンS. “Show Me Love.” という結果に。
前述、Janet Jacksonの6プラチナのモンスターアルバム『JANET』により世界中の女子の憧れの存在になり、前年からブレイクしたMary J Brige、SWV、Xcape、ZhanéにToni Braxtonら女性アーティストの躍進が見られ、男性アーティストはSilk、H-Town、Shai、Jodeci、Intro、Hi-Fiveら3~5人コーラスグループの全盛期を迎えます。
一方、この93年頃からヒップホップのメジャーへの躍進がより顕著になり、西海岸のデス・ロウの台頭、東海岸のバッド・ボーイ・レコードの登場、ジャーメインデュプリによるアトランタの劇的な台頭によって、ヒップホップがこれまでで最大の商業的成功を収める道を開くことになるのですが、、、それはまた別の話。
1993年 R&B ベストソング 10選
#1 Janet Jackson – That’s The Way Love Goes
#2 Zhané – Hey Mr. Dj
#3 Sade – Kiss Of Life
#4 Tevin Campbell – Can We Talk
#5 SWV – Right Here (Human Nature Radio Mix)
#6 Toni Braxton – Breathe Again
#7 Xscape – Just Kickin’ It
#8 Freak Me – Silk
#9 Gabrielle – I Wish
#10 Jodeci – Cry For You
【Back to 90’s】 1993年 R&B ベストソング 10選でした。いかがでしたでしょうか。
94年以降も振り返っていきたいと思います。
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