カリフォルニア州オークランド出身のシンガー、アフリカ系アメリカ人、ネイティブアメリカン、メキシカン、フィリピン、そして白人という多民族の血を受け継ぐ、Kehlani Ashley Parrish=Kehlani(ケラーニ)。
2009年頃からPopLyfeというガールズグループのリードボーカルをやっていたようで、(筆者含めあまり日本では知られてないグループですね、たぶん)2014年頃からソロに専念。
その2014年ミックステープ「Cloud19」をリリースし、これがR&Bファンの間で話題となりその後2016年「You Should Be Here」でのグラミーノミネートまで一気にR&B界のスターダムに上り詰めた感があります。
個性的な顔立ち、もともとダンサーでもある切れの良いダンス、若々しくもしっとり、そしてクールだったりと多彩な表情を見せるボーカルと、どこを取ってもメジャーで成功するであろう魅力にあふれています。
2020年代の担うR&B/ポップスターのひとりではないでしょうか。
2020年2ndアルバム『It Was Good Until It Wasn’t』も好評だった彼女の3rdアルバム『Blue Water Road』が2022年4月にリリースされています。
ジャスティン・ビーバーやサンダーキャット、ジ・インターネットのシドら豪華客演に、ニッキー・ミナージュ、リアーナ、アリアナ・グランデらを手掛けるプロデューサー、アンドリュー ”ポップ” ワンゼルを迎えた万全の体制による最新作も合わせてチェックしていきましょう。
Kehlani : レビュー
up at night
『Blue Water Road』より2曲。アルバムではジャスティン・ビーバーがフィーチャーされている曲。Soul II Soulの”Fairplay”のドラムパターンとおなじみB.T. Express”If It Don’t Turn You on“のギターリフを使った90年代テイストのR&Bダンサー。
wondering/wandering feat. Thundercat and Ambré
アルバムのラストを飾るサンダーキャットとアンブレがフィーチャーされた透明感のあるR&Bポップ。
Open (Passionate)
アルバム『It Was Good Until It Wasn’t』より。ゆったりと流れるグルーヴがJhene Aiko系コンテンポラリーR&B。
Can You Blame Me ft. Lucky Daye
注目の実力派新人シンガー、Lucky Dayeとのデュエットによるクールなミディアムチューン。
Lucky Dayeはこちらでチェック!
All Me feat. Keisha Cole
地元オークランドの先輩シンガーでもあるKeisha Coleとのコラボ。重めのトラップビートとうわもの(ハープ音?)が気持ちいい。
Kehlani & G-Eazy – Good Life
映画『ワイルドスピード ICE BREAK』の主題歌をG-Easyとの組み合わせで起用され大ヒット。
Zedd & Kehlani – Good Thing
エレクトロ・ハウス界を引っ張る人気プロデューサー、ZEDDとのコラボではエレクトロなポップソングを披露。
FWU
最初にブレイクしたミックステープ「Cloud 19」より。若々しくダンスもキレキレでかわいいですね。
まとめ
2020年代を担う注目のR&B・ポップスター、Kehlani(ケラーニ)でした。
SZA、Summer Walker、Ella Maiらとともにこの2020年代を盛り上げてくれるひとりになりそうです。