オーストラリア、シドニー出身で現在はメルボルンを拠点に活動するインディポップ・シンガーソングライター、 Julia Jacklin (ジュリア・ジャクリン)。
10歳のときにブリトニー・スピアーズ、高校生のときにアヴリル・ラヴィーンやエヴァネッセンスに出会い、将来音楽の道に進むことを決意。
20代前半には、フィオナ・アップル、アンナ・カルヴィといったアーティストからインスピレーションを受け、より深い表現力を身につけるようになり、昼間はエッセンシャルオイルを製造する工場で働き、夜はステージやスタジオで腕を磨き、2016年『Coming Of Age』でデビュー。
同年デビューアルバム『Don’t Let The Kids Win』をリリースし、オーストラリアのアルバムチャートで最高42位を記録。
2018年にはElizabeth Hughes(g)、Ryan K Brennan(dr)とのインディー・ロック・バンド、Phantastic Fernitureでの活動もスタート。
ソロでは2019年、Courtney BarnettやDonny Benetらを手掛けるオーストラリアの敏腕プロデューサーBurke Reidを迎えて、よりリアルな音色を前面に出した2ndアルバム『Crushing』をリリース。
オーストラリア・アルバムチャート最高8位、ビルボード・ヒートシーカーズで12位、インディペンデント・アルバム・チャート32位と、アメリカでも注目を浴びた。
ドリーミーなインディーポップ、緊張感と疾走感のあるインディーロック、繊細なインディフォークやオルタナティヴ・カントリーをシームレスに融合させ、情感と質感が伝わるサウンドと若き日にインスピレーションされた深い表現力のあるボーカルが魅力です。
2022年8月26日には3rdアルバムとなる『PRE PLEASURE』をリリース。今回はカナディアンフォーク・ロックの最高峰バンドThe Weather Stationのメンバー及びプロデューサーのMarcus Paquinを迎え、より彼女の魅力がパワーアップされた作品になっています。
Julia Jacklin : レビュー
Be Careful With Yourself
『PRE PLEASURE』より3曲。瑞々しいギターアレンジが光るストレートで爽快感あるインディロック。
Love, Try Not To Let Go
前半の繊細なインディフォークから後半は爆発するギターコードへと展開するユニークな作品。
Moviegoer
Big Thiefを思わせるような控えめながらも深く、表現豊かなボーカルとそれを支える重厚なバンドサウンドが素晴らしい。おススメ。
Pool Party
2016年作。アルバム『Don’t Let The Kids Win』より。この頃から非常に表現豊かなボーカルを発揮していますね。
Don’t Know How To Keep Loving You
2ndアルバム『Crushing』より、Lana Del Reyのステージで共演を果たしたこのアルバムのハイライト曲。
ブレイク間近なオーストラリアインディ・ポップシンガー、Julia Jacklin (ジュリア・ジャクリン)でした。
3rdアルバム『PRE PLEASURE』はどの曲も緻密なバンド表現力と魅力的なボーカルが詰まっていて10曲では物足りなささえ感じる作品です。かなりおススメ。
アメリカ、イギリス、日本など世界的でもブレイク間近なんじゃないかと思わせるアーティストです。