オーストラリア、シドニー出身のマルチプレイヤー、プロデューサー、シンガーの Donny Benét (ドニー・ベネット)。
イタリア系の父親がミュージシャンだったことが影響し楽器を習い、シドニーのジャズバンドでコントラバスを演奏。その後バックバンドミュージシャンとして活動し、2010年ソロとしてシングル『Don’t Hold Back』でデビュー。
80年代のヨーロピアンポップ・ミュージックをイタリア仕込み(?)の独自のセンスでリバイバルさせ、オーストラリアの音楽メディアでポジティブな評価を獲得。
その後、The Weekendの厳選プレイリストに日本語タイトル『KONICHIWA(コンニチワ)』がピックアップされ、The Weekend自身が大ヒットアルバム『After Hours』に影響をあたえた曲として取り上げられたことで話題に。
容姿、PVも80年代スタイルのシティポップ、ポストディスコを意識したもので構成され、あえて(なのかは知らないが)現代のトレンドのようなものは取り入れず、全体的にヤボったい雰囲気を醸し出しているんですが、どの曲も味わいがあり好きな人にはハマる音楽性です。
2024年3月1日には6作目となるアルバム『Infinite Dedires』をリリースしています。
Donny Benét : レビュー
American Dream
アルバム『Infinite Dedires』より、80年代っぽさを残しながら進化したサウンドに現代アメリカへの皮肉が込められたドニファイド・モダン・ファンク。
Donny Benét – Mr Experience
2020年アルバム『Mr Experience』からのタイトル曲。イントロのベースラインがディスコバンド、CHICっぽさを出していますが、そのCHICのベーシスト、バーナードエドワーズのファンで「意識した」そうです。
Donny Benét – Konichiwa
MV自体もそうですが、80年代の日本のシティポップを意識した作品。そしてこの曲、あのThe Weekendの最新アルバム『After Hours』に影響をあたえた曲としてThe Weekend本人が取り上げています。
こちらがAmazon MusicでのThe WeekendによるHANDPICKEDプレイリスト。→こちら
Donny Benét – Santorini
思いっきり80年代なモダンディスコ・ポップ。なかなかですね、このMVも。これだけ海が似合わない男もいないかと・・・。
まとめ
シドニー発のおすすめシンガー、 Donny Benét (ドニー・ベネット)でした。トニー・ベネットではありません、ドニー・ベネットです。
世界的にカルトなファンがいるとか。確かにそれがわかる、クセになりそうなキャラクターです!