80年代から活躍し、イギリスを代表する日本でもおなじみのオシャレ・ポップデュオ、Swing Out Sister(スウィング・アウト・シスター)。
1985年結成なのでもう40年近く活躍している大ベテランですね。
元々は3人組でしたが、2ndアルバム制作中にドラムのMartin Jackson(マーティン・ジャクソン)が脱退。それ以降はキーボードのAndrew “Andy” Connell(アンディ・コーネル)と、ボーカルのCorinne Drewery(コリーン・ドリュリー)の形に。
Sade(シャーデー)やWorlshy(ワークシャイ)、Basia(バーシア)などイギリスの新たな潮流(いわゆるセカンド・ブリティッシュインベイジョンといわれるもの)の中で、ブルーアイドソウルを基調としたオシャレなクロスオーバー、ポップとアンディ・コーネルの爽やかな歌声が実に新鮮で、初期ヒット3作「Break Out」「Surrender」「Twilight World」でブレイクスルー。
その後も、”Forever Blue“、”Am I The Same Girl?“、”La La (Means I Love You)“等々、デビューからのスウィング・アウト・シスターらしさが失われることなく数々のヒット曲をリリースし、日本でも絶大な人気を誇ります。
近年では2018年『Almost Persurded』をリリース。スウィング・アウト・シスターらしさはそのままに、30年以上のキャリアを感じさせる落ち着きのあるスタイリッシュなジャズ、ネオソウルベースの大人のポップスを聴かせてくれ、コリーン・ドリュリーの透き通るような歌声も健在でした。
本日2024年4月1日からビルボードライヴ東京・横浜・大阪での来日公演が開始されます。
Swing Out Sister : Review(レビュー)
Whitch Wrong is Right?
「Almost Persurded」より。落ち着きのあるスタイリッシュでジャジーな大人のポップソング。
Something Deep In Your Heart
しっとりとした大人の雰囲気漂うジャズラウンジっぽいつくり。
Swing Out Sister – Surrender (Stuff Gun Mix)
往年のヒット作”Surrender”の中でもおススメのミックス。ジョン・サーケルのトランペットがグルーヴィに響き渡るアーバンクロスオーバー。
Twilight World
ドラマチックな展開のアーバンポップ。今聴いても全く色褪せないメロディアスな展開。イントロでは東京駅の放送案内が使われています。
Breakout
誰もが知ってる代表作で彼らがブレイクした曲。グラミーノミネート作品。
Am I the Same Girl
オリジナルを凌駕する絶品カバー。このグループにピッタリとハマる曲。1968年Barbara Acklinの名曲をオシャレにカバー!
Now You’re Not Here
1996年作。織田裕二と常盤貴子が主演した日本のドラマ『真昼の月』の主題歌になったことで日本では特に人気の高い曲でした。
いつの時代も変わらないオシャレ・ポップデュオ、 Swing Out Sister でした。不変で嫌味のない音楽性、心地良いオシャレさを保ち続けている素晴らしいグループですね。
古さを感じさせない過去の名作も改めて聴きなおすのも良いのではないでしょうか。