昨年後半から今年にかけて新作リリースされている インディポップ 系アーティストの中から、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、タイのアーティスト、バンドをサクラタップス音楽部が注目する6組(人)のアーティストをご紹介します。
ドリームポップ、70年代レトロ、ダウンテンポ、爽やか系とそれぞれアプローチの違いや個性的な魅力も比較しながら聴いてみてください。
– Yumi Zouma –
ニュージーランド出身の男女4人組シンセポップバンド、Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)。2014年デビューから有名ブロガーやPitch Fork、The Guardianなどから高い評価を受け、その後いくつかメンバー変更されつつ3枚のアルバムをリリース。
すでに日本でも一定の人気があると思います。
2020年リリース「Truth or Consequences」では、SolangeやSneil MailのエンジニアであるJake Arronを迎え入れ、よりバンドの可能性を追求した、コケティッシュでドリーミーなシンセポップを多彩な角度から演出しています。
Southwark
Cool For A Second
– Tennis –
コロラド州デンバー出身のPatrick Riley(パトリック・ライリー)とAlaina Moore(アリアナ・ムーア)による夫婦デュオ、Tennis。2011年アルバム「Cape Doly」でデビュー。
50年代から70年代レトロでメロディックなサウンドとアリアナ・ムーアの魅惑的な歌声が見事にマッチ。
2020年「Swimmer」も60年代ノスタルジックでファンタスティックな、キャッチーさが際立つサウンドが展開されています。
How To Forgive
Need Your Love
– waxahatchee –
アラバマ州バーミンガム出身のシンガーソングライター Katie Crutchfield (ケイティ・
2010年から活動を開始し、2012年アルバム「American Weekend」でデビュー、その後3枚のアルバムを経て2020年「Saint Cloud」をリリース。
このアルバムではそれまでのストレートな力強さのある表現よりも、抑制されたモダンでしなやかなアメリカン・サウンドを意識したような内容に仕上げた、彼女の成長を感じさせられるような作品。
Fire
Can’t Do Mutch
– Numcha –
今一番気になっているシンガーかも。タイを拠点とするシンガー、ソングライター、プロデューサーのNumcha(ヌムチャ?)。
タイ版Lizzoのようなその愛らしいキャラクターと、非常に洗練されたコード進行が類稀な才能を感じさせてくれるインディポップ。
Phum Viphuritを筆頭にタイ勢がなかなかヤリます。今後の活躍に期待が持てそう!
Dirty Shoes
MVも曲も最高にキャッチー。
Keep Cold
日本が舞台のJapan Loveソング。
– Daniela Andrade –
カナダ、モントリオール出身のシンガーソングライター、Daniela Andrade(ダニエラ・アンソラーデ)。
2008年頃からYouTubeを中心にカバーを発信し続け話題に、2012年「The Things We’ve Said-EP」でオリジナルデビュー。
2019年8曲入りEP「Tamale」をリリース。かなりダウンテンポで叙情感たっぷりな、ジャズとエレクトロR&Bをブレンドしたアンダーグラウンドポップス。夜中によく合いそう。
Tamale
Wet Dreams
– BENEE –
ニュージーランド、オークランド出身の新星シンガーソングライター、Stella Rose Bennettのソロプロジェクト、BENEE(ベニー)。
2017年シングル「Tough Guy」でデビュー、その後リリースした「Soaked」では、2019 New Zealand Music Awardsで4部門を受賞する快挙を得た若干20歳。
明るくはつらつとしたキャッチーなサウンドが、限りなくフレッシュで爽やかに心突き刺さること間違いなし。上記の快挙が頷ける内容。必聴!
Supalonely ft. Gus Dapperton
Soaked
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– まとめ –
【 インディポップ 】2020年注目したいアーティスト6選でした。キャリアもそれぞれ違い、アプローチもそれぞれの違いが面白い6組だったと思います。2020年以降の活躍を期待したいですね!
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