ロンドン生まれでフランスノルマンディ育ち、現在はロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、Eloise Alexandra Lambのステージネーム Eloise (エロイーズ)。
イギリス人俳優の両親のもとに生まれフランス在住時の4歳でピアニストになることを決めレッスンを受け、その後イギリスに転居後独学でギターを学びながらインスタグラムへの投稿を開始。
18歳の時にBruno Majorの「Second Time」のカバーをアップしたことがきっかけでBruno Major本人のライブ出演を果たし、更には彼のプロデュースによるEP『ThisThing Called Living』で2019年デビュー。
そしてこの『ThisThing Called Living』はBillie Eilishの耳に留まり(兄であるフィネアス・オコネルからの紹介だそう)、彼女のキュレーションによるAmazon Musicプレイリスト「Billie Eilish at Home」に「Left Side」が収録され、「絶対的に美しい」曲だと賞賛を受けたことで一気に音楽ファンから注目を浴びる。
その後、サム・スミスのUKレッグ・ツアーにフィーチャリング・ゲストとして参加するなど、イギリスの音楽シーンにおいて着実に成長しているアーティストです。
2021年にセカンドEP『Somewhere In Between』をBruno Majorプロデュースでリリース。
今年に入ってからはConor Albertをプロデューサーに迎えた作品のシングルリリースが続いていましたが、2023年4月14日に、そのConor Albert前面プロデュースによるデビューアルバム『Drunk On A Flight』をリリース。
エレガントな歌声とBruno MajorやConor Albertが仕掛ける洗練された楽曲は、彼女の憧れだったジャズと現代的なインディフォークがエレガントに融合された、キャロル・キング、リンダ・ロンシュタット、ノラ・ジョーンズが溶け合ったような甘く切なく、そして癒される気品に満ちたサウンドです。
Eloise : レビュー
Drunk On A Flight
アルバム『Drunk On A Flight』からのタイトルカット。暖かい音に包まれたジャズ、インディポップ、フォーク、ネオソウルが絶妙なブレンドのマリアージュ。
I Take It Back
アルバムの中でもインディロックっぽい作りの上品でいて爽快なサウンド。
Vanilla Tobacco
Bruno Majorプロデュース作。少しだけ尖ったスクラッチ入りのビートに美しいうわものと歌声のコントラスト。イケてるカフェで聴きたいですねぇ。
Left Side
『ThisThing Called Living』よりBillie Eilish絶賛曲。オリジナルも弾き語りもどちらもおススメ。本人は子供の頃歌が苦手だったそうで、いやいやいや・・・。
You, Dear
こちらもおススメです。Bruno Majorプロデュースらしい素朴なジャズ×インディフォーク。癒されます。
Who’s She
セカンドEP『Somewhere In Between』より。揺れるギターとストリングスに彼女の優しくも存在感のあるボーカルに息を吞む素晴らしい作品。
気品漂うジャズとフォークのマリアージュ、 Eloise (エロイーズ)でした。
前述のとおり最近ではConor Albertプロデュース作を出しているので次作(アルバム?EP?)はまた違った一面を見せてくれそうですね。