ポーランド出身でワルシャワを拠点に活動する若き女性クリエイター Chloe Martini (クロエ・マルティニ)。
坂本龍一、ボノボ、ジャミロクワイ、ジェームス・ブレイクから影響受けたというその音楽センスをR&Bよりのアーバンエレクトロミュージックとして展開していて、女性らしい繊細な音作りと煌びやかさ、適度なゴージャス感が融合した美しいサウンドを展開します。
センスの良いR&Bミュージックを探している女性に特におススメです!
2015年「Private Joy – EP」、2017年「Never Twice The Same – EP」、2019年「Daydream – EP」をリリース。
自身名義によるオリジナル楽曲のリリースの傍らリミックスワークも精力的に行っていて、Sia、Brownstone、Destiny’s Child、Shift K3Y、Vanessa White、Sinead Harnett等のリミックスも手掛け、Chloeらしさが光るセンスの良い煌びやかなアーバンエレクトロR&Bに仕上がっており聴き応え充分。
今回はオリジナル作品を中心にレビュー。
Chloe Martini : レビュー
Unknown feat. Shae Jacobs
「Private Joy – EP」からのおススメ。男性ボーカルをフィーチャーした90年代風のキラキラとしたサウンドが、どこまでも甘く切ないメロウチューン。
Get Enough feat. Alyss
80年代~90年代初期のR&Bを彷彿とさせながらも現代的なオシャレ感が全体を包み込んでいるチルなブギートラック。
You Need My Love feat. Anne-Marie
Clean Banditの「Friends」や「2002」にフィーチャーされているイギリスのシンガー、アン・マリーを起用したダンサブルなエレクトロニックチューン。
San Junipero Feat. KWAYE
最新EP「Daydream」より。ジンバブエ出身の旬なシンガー、KWAYEをフィーチャーした正統派アーバンコンテンポラリー!
All or Nothing Feat. MAAD
ELLEのモデルも務めるシンガー、MAADをフィーチャーしたアーリー90’sさながらのニュージャック・スイングをChloeらしく華麗な今風アレンジに仕上げています。さすが!
Ras / Jarecki / Chloe Martini – Melodramat
番外編。ポーランドのヒップホップ系インディレーベル、Asfalt Recordsのコンピシリーズ”Hearbreaks&Promises”より。地元シンガー、ラッパーとのセッション。ポーランド語ラップが新鮮。
まとめ
ポーランド発のエレクトロなヨーロピアンR&B、Chloe Martini(クロエ・マルティニ)でした。女性らしいファッショナブルでジューシーなサウンドメイクが素晴らしいクリエイターです。