ドミニカ人の母親とメキシコ人の父親を持つニュージャージー出身で若干19歳のシンガーソングライター、 Ambar Lucid (アンバー・ルーシッド)。
ピアノ、ギター、ウクレレを独学で学び作曲15歳でオリジナルの音楽を書き始め、YouTubeを舞台にテクニックを磨き始めたという彼女。
父親がメキシコに強制送還されたりと、移民の子というバックグラウンドから様々な葛藤を乗り越え、好きな言葉が「私は宇宙に属している/私は誰にも属していない」という若くしてそのキャラクターから強く光る意志が感じられるアーティスト。Latinx(ヒスパニック・ラテン系の意)アメリカンポップスターとして急上昇中です。
彼女のアイドルでもあるKali Uchisと共にLatinxアメリカンのR&B、ポップシーンをけん引する存在になりそうですよ。
Kali Uchis(カリ・ウチス)の記事はこちら。
アルバムは2019年『Dreaming Of Lucid』、2020年『Garden Of Lucid』をリリース。ときに英語、ときにスペイン語のバイリンガルな内容。
Amber Lucid : おすすめレビュー
Ambar Lucid – Story to Tell
ラテン版ビリー・アイリッシュ!と言いたくなるような若々しさと存在感。レゲエダンスホールのビートをアレンジしたポップなサウンドも魅力的。
Ambar Lucid – Questioning My Mind
おススメ。スペイン語だけどスペイン語を感じさせない、というのか、アンバーの伸びやかなボーカルと上質なオルタナティブR&Bの組み合わせが実に気持ち良いBGMプレイリストに必須の作品。
Amber Lucid – Universe
きらびやかでスピーディに展開していくトラックは、Tame ImpalaやSteve Lacyのようなインディロック。
Ambar Lucid – Eyes
力強いボーカルがGOOD!
Amber Lucid : まとめ
急上昇中のLatinxアメリカンポップスター、Ambar Lucid (アンバー・ルーシッド)でした。楽曲的には結構幅広く、R&Bからインディロック、インディフォーク、レゲエまでも操りながら、ちゃんと自分のものになっているところが素晴らしい。Kali Uchisとの共演も観てみたいですね。