メリーランド・ボルチモアで生まれアトランタで育ったラッパー/シンガーであるRicardo Valdez Valentine, Jr.(リカルド・バルテス・バレンタイン)のステージネーム、 6Lack (ブラック)。
名前の由来のひとつはアトランタの東にあたる『Zone6』と言われる地区で育ったことにあり、6=bとあてて読み方を『6lack=ブラック』としているようです。
同郷アトランタのEarthGangらとSpillage Villageというヒップホップ・コレクティヴに参加したのち、2016年デビューアルバム『Free 6lack』をリリース、そのアルバムからのシングル『Prblms』がスマッシュヒットし、同曲&アルバムはグラミー賞2部門にノミネート。
独特なローファイトーンと少し機械掛かったような声質が、曲のアクセントとして魅力的なものとなり各アーティストへの客演が一気に広がり一躍注目シンガー/ラッパーとなり、続く2018年『East Atlanta Love Letter』はアルバムチャート最高3位、J Coleとの『Pretty Little Fears』でもグラミー賞ノミネートとなるなど着実に実績を上げてきています。
2020年6月26日に6曲入りEP『6pc Hot EP』をリリースしています。やはり『6』にこだわりがありますね。
そして前述のとおりこの人は客演が非常に多く、Selena Gomez、Snoh Aalegra、Tinashe、Khalid、Gallant、Kehlani、Kiana ledeなどなど…、他多数アーティストの曲へ参加する、Ty Dolla Sign(タイ・ダラー・サイン)とともに当代きってのヒップホップ/R&Bコラボレイターなのではないでしょうか。
そんな6lackの『6pc Hot EP』と、アーティスト客演曲をセレクトした『6曲』を聴いていきたいと思います。
6Lack : レビュー
ATL Freestyle
『6pc Hot EP』より。
6Lackらしい淡々としていながらメロウなローファイチューン。
Know My Rights feat. Lil Baby
『6pc Hot EP』より。
EPから唯一のゲスト、Lil Babyを迎えての『ATL Freestyle』からの流れのようなサウンドと、全体に流れる昨今の社会情勢に対する鬱積とその後への希望。
Long Nights
『6pc Hot EP』より。
静けさと虚無感のような、シーンんとしたなかで呟かれるコロナと社会構造に直面するカタルシスのような…
Khalid – OTW feat. 6LACK, Ty Dolla $ign
ここからは客演もの。
nineteen85プロデュースによるトラップR&Bにシルキーなカリードのボーカル、そして客演2大巨頭のふたりが溶け合う極上サウンド。
Alina Baraz – Morocco
ローファイ,ダウンビートが得意なふたりがタッグを組んだ、それぞれのボーカルが特徴的に際立ったロマンチックな内容。
▼Alina Barazの記事はこちら▼
Summer Walker – Like It
サマー・ウォーカーの大傑作アルバムでもその存在感は抜群でした。
▼Summer Walkerの記事はこちら▼
まとめ
アトランタの大人気コラボレイター6lack(ブラック)より、『6選』をお送りしました。こちらも6にこだわって6曲お送りしましたが、本当はもっと紹介したい曲があと6曲ほどありましたがガマンします。
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