Back to 90’sと題して90年代のR&Bシーンを年ごとに振り返っていきたいと思います。
このページでは1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年に続き、1996年のR&Bソングからこの年を象徴する10曲をセレクトしています。
前年のD’angeloに続きデビューしたMaxwellのアルバム『Maxwell’s Urban Hang Suite』によってネオソウル/ニュークラシックソウルのムーヴメントの確立。マーヴィンゲイやスティーヴィー・ワンダーの魂をそのままに洗練された都会的な現代音楽として昇華させました。
また、Jam&LewisやBaby Face、Teddy Rileyといったこのジャンルのメインストリームのプロデューサー陣の安定した働きの一方で、90年代後半から2000年代にかけて覇権を取る2人のプロデューサーがこの年本格的デビューを飾っています。
ティンバランドはGenuwine“Pony“で今までにない独自の打ち込みプロダクションで世間に衝撃を与え、Aaliyahと組んだアルバム『One In a Million』で彼女自身のキャリアを前進させるとともに自身のプロデューサーとしての大出世作となり、ファレル・ウィリアムズはSWVの『Use Your Heart』でチャド・ヒューゴとのThe Neptunesとして静かにデビューします。
90年代前半から中盤にかけて大きく盛り上がりを見せたガールズグループはやや落ち着きを見せ、目立ったデビューグループとしては”702“あたりでしたが、この年は比較的男性アーティスト、グループが活躍したようにも思え、前述のMaxwellやGenuwineに加え、Harace Brown、Case、R.kelly、Keth Sweat、イギリスからはMark Morrisonらが印象的でした。
ヒップホップとの融合はやはり顕著で、Black Street“No Diggity“、Total“No One Eles“、Ghost Town DJs”My Boo“、Bone Thugs N Harmony“Tha Crossroads“など、ジャンルとして区別しづらい作品も多くなってきていてセレクトもなかなか難儀になってきました。
それでは1996年ベストソング10選です。
- 1996年 R&B ベストソング 10選
- #1 Maxwell – Ascension (Don’t Ever Wonder)
- #2 Blackstreet – No Diggity feat. Dr. Dre, Queen Pen
- #3 Ginuwine – Pony
- #4 Mark Morrison – Return of the Mack
- #5 Keith Sweat – Twisted
- #6 Horace Brown – One for the Money
- #7 Aaliyah – One In A Million
- #8 Fugees – Killing Me Softly With His Song
- #9 Ghost Town DJs – My Boo
- #10 Case – Touch Me, Tease Me
- 関連
- 関連記事:
1996年 R&B ベストソング 10選
#1 Maxwell – Ascension (Don’t Ever Wonder)
#2 Blackstreet – No Diggity feat. Dr. Dre, Queen Pen
#3 Ginuwine – Pony
#4 Mark Morrison – Return of the Mack
#5 Keith Sweat – Twisted
#6 Horace Brown – One for the Money
#7 Aaliyah – One In A Million
#8 Fugees – Killing Me Softly With His Song
#9 Ghost Town DJs – My Boo
#10 Case – Touch Me, Tease Me
【Back to 90’s】 1996年 R&B ベストソング 10選でした。いかがでしたでしょうか。
後半突入、次回は97年を振り返ってみたいと思います。