Miho Hatori / 日本と世界を結ぶエクスペリメンタルアーティスト

Miho Hatori Electronic
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東京出身でアメリカ・ニューヨークを拠点に活動する女性ミュージシャン、 Miho Hatori (羽鳥美穂)。

ボサノバ、ヒップホップ、メタル、ロック、クラシックなど、あらゆる音楽への愛情と日本の伝統が融合したエクスペリメンタルで遊び心のある世界観で、NYの音楽シーンの中で独自の輝きを放つ日本人アーティストです。

東京のレコード店で働きながらDJとして音楽のキャリアをスタート。1993年にニューヨークに移住し、同じく日本から移住した本田由香とイベント用のバンド、Leitoh Lycheeを結成し、これがきっかけで1994年、伝説のグループCibo Mattoとして活動を開始。

その間にもニューヨークのインディー・スーパーグループ、”Butter 08“の1996年セルフタイトル・アルバムや、Beastie Boysの”Hello Nasty“にもコラボレイターとして参加。

2001年実質的にCibo Mattoの活動が停止(それぞれソロ活動に専念)してからも、デーモン・アルバーンのバーチャル・ポップ・グループGorillazのデビュー作にボーカル参加。

また、ベックのギタリスト、スモーキー・ホーメルとは、ツアーで一緒になったときにボサノバが好きなことで意気投合しSmokey & Mihoとして、ブラジリアン・ポップ作品をリリース。

その他、ボールドウィン・ブラザーズの『Cooking with Lasers』や本田由香の2004年のアルバム『Eucademix』など、重要なコラボレーターとして活動し、2005年、ソロデビュー作『Ecdysis』(昆虫が成長を続けるために脱皮することから名づけられた)をリリース。

2018年にはかなりエッジの効いたエクスペリメンタルポップ・プロジェクト『New Optimism』、2021年にその流れを汲んだソロ名義でのアルバム『Between Isekai and Slice of Life (異世界と日常の間に)』をリリース。

国内外のアーティストとのコラボレーションのほかにも様々なアートワークプロジェクトを行っており、その活動は彼女のホームページで確認することができます。

Miho Hatori Island Group Co.

では、Hatori Mihoの最近の作品からピックアップしてみましょう。

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Miho Hatori : レビュー

New Optimism – Dr. My-Ho

2018年プロジェクト『New Optimism』より、かなりエッジーなエレクトロポップとラップの組み合わせ。

 

Miho Hatori – Tokyo Story 

Between Isekai and Slice of Life (異世界と日常の間に)』より。

煩悩の数、108枚のマスクを脱ぎ捨てていくMVがアーティスティックで印象的なバウンシーエレクトロポップ。

Miho Hatori – Formula X

ノイジー&ディープなエレクトロニック・ヒップホップトラック。

Cibo Matto – Full Performance

2014年のチボ・マットでのかなり大人になったパフォーマンス。

 

日本と世界を結ぶエクスペリメンタルアーティスト、 Miho Hatori (ハトリミホ)でした。90年代から現在まで長きにわたり、NYの音楽シーンの第一線で活躍する貴重な日本人アーティストですね。