ノースカロライナ州シャーロット出身で現在はフィラデルフィアを拠点にするシンガー、ラッパーTaylor C. McLendonのステージネーム、 Ivy Sole (アイヴィ・ソール)。
子供から、バイオリン、クラリネット、ピアノ、ファゴット、ゴスペルなどの音楽教育を受け、16歳の頃から音楽制作を開始。
大学入学をきっかけにフィラデルフィアに移ると、それまでの比較的クラシカルなゴスペルやソウルのバックボーンにヒップホップを取り入ながら自身の音楽表現を追及していき、サザンラップ、ゴスペル、ソウル、スポークンワード、ブームバップなど、単純なヒップホップではない複雑なサウンドプロダクションとスピリチュアルでピュアな存在感のあるフロウを合わせた独自のスタイルを確立しています。
2016年デビュー作『EDEN』ですでに完成されていた音楽スタイルはBandcampのBest Album of 2016で27位にランクインするなどメディアからも高い評価を獲得。
2022年3rdアルバムとなる『Candid』をリリース。1st、2nd『Overgrown』で見せていたしなやかなでソウルフルなサウンドプロダクションに力強さが加わった、リリックとともにアルバム全体から主張されているクイアネスとしてのアイデンティティ、スピリチュアリティが感じられる作品となっています。
Ivy Sole : レビュー
Bamboo
最新アルバム『Candid』より。緩やかに気持ちよく揺れるようなトラックのオルタナティブR&B/ヒップホップ。
One More Night feat. Topaz Jones
Topaz Jonesとの共作によるスペイシーミッドジャム。
Dream Girl
2016年『Eden』から、現代ネオソウルに通ずる彼女の代表作。
フィリー・スピリチュアルヒップホップ、 Ivy Sole でした(アイヴィ・ソール)。
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最新アルバム『Candid』はそれぞれの曲が微妙にサウンドアプローチが違ったりするんですが、彼女の一貫した表現力がなせる業なのかバラつきを感じさせない、聴き終わった後にはアルバムとしての完成度、満足感を得られる作品でした。
Pitchfolkでも7.5と高いスコアを獲得しているのも頷ける良作です。