Ghost Funk Orchestra / 70年代ヴィンテージを感じるファズファンク

Ghost Funk Orchestra Indie
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作曲家/マルチインストゥルメンタリストのSeth Applebaum(セス・アップルバウム)を中心に結成されたNY・ブルックリンのソウル、ファンク、サイケロック、ポストパンクバンド、 Ghost Funk Orchestra (ゴーストファンク・オーケストラ)。

セス一人で立ち上げたこのプロジェクトは現在ではカレントメンバーだけで総勢9名ほどのミュージシャンが集合する大所帯なライブバンドとして進化。

70年代ヴィンテージ、B級映画サントラを思わせるファズを効かせたサウンドはファンクでもありロックでもありパンクでもあるような、アンダーグラウンドでサイケデリック、ミステリアスなサウンドスケープを構築していて、BandcampKUTXEarmilkなど音楽メディア、ラジオからも高い評価を得ています。

2016年『Night Walker』でデビュー、2019年『A Song For Paul』そして2020年11月に『An Ode To Escapism』をリリース。

2022年10月28日に新アルバム『A New Kind Of Love』をリリース。

テキサスのKhruangbin、イギリスのSaultLack Of Afro、あるいはオーストラリアのDojo Cutsあたりとシンクロするような相性の良さを感じさせるファンク・ロックサウンドをレビューしていきます。

 

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Ghost Funk Orchestra : レビュー

A New Kind Of Love』より2曲、相変わらずのフルボディなB級シネマぶり全開のサウンドと映像で期待を裏切らないスモーキーチューン。

 

ちょっと変化球なロマンティック・ラテン・ジャズタッチ。50年~60年代ラテンジャズの雰囲気をセンス良くスロウバックしています。おススメ。

 

Fuzzy Logic

70年代B級映画サントラに出てきそうな映像&トラックに、ブレイクでのぞかせるジャジーなエッセンスがセンス良いローファイサウンド。

 

Queen Bee

タイトなベースラインとギターが鳴り響くファンクロックにストリングスをフィーチャーすることでスパイシーになり過ぎない、ほど良いソフトさも演出された曲。

このグループは「泥臭そうで泥臭くなりすぎない」アレンジが絶妙ですね。

 

Skin I’m In

2019年『A Song For Paul』より3曲。

セスが若かりし頃に大きな影響を受けた祖父の名「ポール」を冠してつけられたアルバムから、ダークでスモーキーなグルーヴにバリトンサックスのファンキーなショットが冴えるサイケロック。

 

Isaac Hayes

同じく影響を受けたIsaac Hayesをまんまタイトルにつけた、シンプルだけどクセになりそうなガラージファンク。

 

Walk Like A Motherfucker

ネーミングセンスが抜群なファンクチューン。そのままタランティーノ映画でサミュエル・L・ジャクソンあたりが歩いてくる絵が浮かぶ秀作。

 

まとめ

70年代ヴィンテージを感じるファズファンク、Ghost Funk Orchestra(ゴーストファンク・オーケストラ)でした。

前述しましたが、一見クセのあるサイケデリックファンクで「泥臭さ」を感じて途中でおなか一杯になったりしそうですが、随所に現代的なジャズ、プログレッシブ、ロックの要素をセンス良くブレンドさせているので過食気味にならないというのか、のどを通る作品になっていますね。

KhruangbinSaultが最近話題になって「ハネて」いますが、このグループもその可能性が充分にあるといえます。

現時点のバンドメンバーは以下。
– Julian Applebaum (Bass)
– Seth Applebaum (Guitar)
– Kyle Beach (Drums)
– Stephen Chen (Bari Sax)
– Laura Gwynn (Vocals/Keyboard)
– Romi Hanoch (Vocals/Percussion)
– James Kelly (Trombone)
– Joshua Park (Guitar)
– Rich Seibert (Trumpet)

▼Khruangbinの記事はこちら▼

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