カリフォルニア州コンプトン出身のDJ、プロデューサー、 Channel Tres (チャンネル・トレス)。
コンプトンといえばGファンク。NWA、Dr.DRE、The Game、Kendrick Lamorとウェストコーストヒップ・ホップの聖地にような場所ですが、このチャンネル・トレスは現代版ヒップハウス・・・といった趣き。90年代のデトロイトテクノやヒップハウスを現代的にアレンジしたタイトなトラックにリフレインを意識したようなリリックを乗せたループするグルーヴが特徴的。
フルアルバムはまだ展開されてませんが、2018年EP「 Channel Tres 」、2019年EP「 Black Moses 」と散発的にシングルをリリースしています。
レビュー
Channel Tres – Controller
Channel Tres-EPより。デトロイトテクノ的なバウンスビートとChannel Tresの呪文のような低く深い声が共鳴する代表作。
Channel Tres – Controller
Channel Tres – Topdown
Controllerをよりディープにしたようなゲトーテック。
Topdown
Channel Tres – Sexy Black Timberlake
Black Moses – EPより。ミニマルで無機質なビートの中にメロディアスなサビ、高音のシンセ音がウェッサイっぽい不思議な曲。
Channel Tres – Sexy Black Timberlake
Channel Tres – Brilliant Nigga
トライバルビートとフルート音がとってもグルーヴィ。この曲はデトロイトというよりNYガラージっぽい展開でどこか幻想的。
Channel Tres – Brilliant Nigga
Channel Tres – Jet Black
ダウンビートテクノ・ミーツ・ヒップ・ホップ!
Channel Tres – Jet Black
まとめ
洗練された現代版ヒップハウス、 Channel Tres でした。MoodymannやGalcher Lustwerkに近いトラックとコンプトン的ヒップホップルーツな表現が織り交ざった新しいアプローチ。今後の展開、フルアルバムリリースが期待されます。