80年代のモダンソウル、ディスコ、ファンクシーンの中からレアな音源を中心に取り上げてみました。
隆盛を極めた80年代のディスコ~ファンクとは違ったアンダーグラウンド感漂う珠玉の作品たちを聴いてみましょう!
- 【80年代】 レアディスコ ~ ブギーファンク 10選
- Debbe & The Code – Code Of Love
- Soichi Terada – Saturday Love Sunday
- June Chikuma – Back In My Arms
- Uku Kuut – Soft Fashion
- Peter Barclay – Second Class Citizen
- Ströer – Don’t Stay For Breakfast
- Cheryl Glasgow – Glued To The Spot
- PETER PATZER – You Are Not The One
- Maryn E. Coote – I Don’t Have to Cry
- Tommy McGee – Now That I Have You
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【80年代】 レアディスコ ~ ブギーファンク 10選
Debbe & The Code – Code Of Love
UKダンスシーンのベテランDJ、Bill Brewsterによるレア&カルトな音源をコンパイルした『Late Night Tales』レーベルからのスピンオフ”After Dark“シリーズに入っている、Debbe &The Codeというグループの作品。デビー・ギブソンっぽいキャッチーエレクトロナンバーの1987年作。
Soichi Terada – Saturday Love Sunday
ハウスミュージック聡明期から活躍するジャパニーズハウスミュージックのパイオニア、寺田創一氏の89年に自身が立ち上げたFar East Recordingから蔵出しレア音源を日本人ハウスDJ、Huneeがコンパイル・リイシューしたアルバム『sounds from the far east』から、シェレールとアレキサンダー・オニールのお馴染み85年R&Bヒット曲をベースにしたファンキー・ハウストラック。
June Chikuma – Back In My Arms
アラブ音楽から『ボンバーマン』等の人気ゲームのサウンドトラックまでも手掛ける日本人女性コンポーザー、Jun Chikuma(竹間 淳)が1980年代に残した公共交通機関のCM、ゲームセンター、ドキュメンタリーBGMなど、いわゆる”ライブラリーミュージック”の日本版的アーカイブを、シカゴのエレクトロブギー系レーベル、Star Creatureが発掘・リイシューした作品。
Uku Kuut – Soft Fashion
ソ連時代のエストニア生まれで、母親はソ連のジャズシーン(ってそんなのあったのか!?)の有名なジャズシンガーであり、80年代にカリフォルニアに移住しR&Bやジャズのプロデュース、トラックメイカーとして活動したUku Kuut。
その80年代の貴重音源を集めた企画アルバム『VISION OF ESTONIA』から、Dam-FunkやMndsgnら現代LAモダンファンクに絶大な影響を与えたであろう80年代ブギー~エレクトロファンクの香り漂う秀作。
Peter Barclay – Second Class Citizen
80年代初頭に2枚のアルバムを人知れず自主リリースしたのちにエイズでこの世を去ったオークランドのアーティスト、Peter Barclayの貴重音源アルバム『I’m Not Your Toy』が今年2月に再発。
その内容は素晴らしく、Frank OceanやBlood Orange、serpentwithfeetらが奏でる繊細でロマンティックな現代クイアR&Bの原型がこんなにも純粋な形で90年代に存在していたとは驚き。超おススメアルバムです!
Ströer – Don’t Stay For Breakfast
ドイツのベーシスト、HANS PETER STROER唯一のリーダーソロ作『STROER』から、エフェクティヴなドラムとシンセ、ぼよよんシンセベースラインにブルージーな女性ボーカルがハマったドライブ感溢れるかなりレアな作品。めちゃくちゃ好み。
Cheryl Glasgow – Glued To The Spot
80年代に2枚のシングルのみをリリースし姿を消したシンガーCHERYL GLASGOWの作品。
軽快かつメランコリックなリズムに、抜け感のある優しいボーカルが素晴らしい、今でいうHope Tala的なボッサR&B。
PETER PATZER – You Are Not The One
ドイツのコンポーザーPeter Patzerによるシンセブギーのレア音源。アバンギャルドなグルーヴ感たっぷりな80年代ヨーロッパ作品らしい宅録ブギーサウンド。
Maryn E. Coote – I Don’t Have to Cry
前述Uku Kuutの母親、MARYN E. COOTEことMARJU KUUTの2017年にリイシューされた貴重音源作品。今でも十分通じるエストニア産メロウブギー・ファンク。
Tommy McGee – Now That I Have You
高い作曲能力とカーティス・メイフィールドを彷彿させるファルセットボイスを持ちながら、なかなか日の目を見ることなかった80年代の埋もれた才能、Tommy Mcgee(トミー・マッギー)によるメロウネス・エレクトロファンクな81年作。
【80年代】 レアディスコ ~ ブギーファンク 10選でした。
80年代は掘るとまだまだ魅力的な作品がたくさん出てきそうですね。