Mamas Gunのフロントマン、Andy Platts=アンディプラッツ(Young Gun)と鬼才インストルメンタリストとしてAMとのコンビや「Ping Pong Orchestra」で数々の名作を残してきたShawn Lee=ショーン・リー(Silver Fox)によるデュオプロジェクト、 Young Gun Silver Fox (ヤングガン・シルバーフォックス)。
各々がロンドンとLAで活動し、Mamas Gunではモダンソウル、Shawn Leeはジャンルレスなオルタナティブ・ファンクの世界を表現してきた二人が行きつく先は、「70年代後半のWest Coast AORのスタジオサウンドをモダンに再構築したもの」・・・。
そう、まさにウェストコーストサウンドへの愛が溢れたオマージュ、初めて聴いたときは70年~80年代の曲ですよね・・・と勘違いするくらい70年代AORが見事に蘇った作品になっています。
70年代~80年代AOR特集はこちら。

Discography(アルバム)
West Coast End (2015)
AM Waves(2018)
CANYONS(2020)
相変わらずのBoz Scags、Bobby Caldwell、Pages、Lee Ritenour、Steely Dan等々を想起させるAORサウンドがよりパワーアップされています!
Review(レビュー)
Love Guarantee
2018年作「AM Waves」から。小気味よいギターリフとホーンセクションが絡み合う生粋のカリフォルニア・シティポップス。
Take It Or Leave It
70年代後半AORを見事に再現、この時代のすべてのグループに似ていながらも現代風のトラックメイキングで仕上げているところはさすが!
Kingston Boogie
休日の海岸ドライブのBGMには必携したくなるウェストコースト・ディスコブギー!爽やか!
You Can Feel It
前作「West Coast End」より、代表曲。この曲初めて聞いたときはホント、70年代のAORだよねぇ・・・って思いました。
Emilia
Shawn Leeっぽさを感じさせてくれながらもMamas Gunも感じることができる、まさにこの二人の魅力がたっぷり詰まった曲。おススメ。
Kid”s
2020年作「CANYONS」からのファーストカット。キュートなMVとスティーリー・ダンやホール&オーツを想起させる完成されたブルーアイドソウル。
まとめ
一流ミュージシャン同士のコラボによるブリージンなAORを奏でるプロジェクト。現代版ウェストコーストAOR、 Young Gun Silver Fox でした。
Andy Platts、Shawn Leeそれぞれの活動と、このデュオで聴き比べてみると「似て非なるもの」感がすごく面白いですし、なぜだかそれぞれの活動もより魅力的に感じてきますね。