スウェーデン北部の都市、ウメオ出身のAOR、ヨットロック・デュオプロジェクト State Cows (ステート・カウズ)。
Daniel Andersson(vo, g)とStefan Olofsson(key, b)が名門スウェーデン国立ピテオ音楽院在学中に出会い、Daniel Anderssonは交換留学でロサンゼルスに滞在。
その時にアメリカを代表するロックバンド、シカゴのJason ScheffやYELLOWJACKETSのオリジナルメンバーだったJimmy HaslipやLAのギタリストJeff Richmanらとレコーディングを行い薫陶を得て、さらにDavid Foster、エア・プレイのJay GraydonといったまさにAOR、ヨットロックのヒーローたちとの交流を通じ純正培養された現代正統派AORとして、その経験をもとにしたアルバム『Days in L.A.』で2008年デビュー。(当初はDaniel AnderssonのソロとしてStefan Olofssonはセッションプレイヤーとして参加)
このアルバムは各方面から高い評価を受け、Stefan OlofssonとともにState Cowsとして活動を開始。
2010年アルバム『State Cows』でより純粋なカリフォルニアAORを突き詰め、2013年『The Second One』、2019年『Challenges』と現代AORシーンを牽引するプロジェクトとして君臨しています。
2022年にはアルバム4作目『High and Dry』をリリース。
AORファンならだれもが納得のスムーズなギターライン、ハーフタイム・シャッフル、ファンキーなベースライン、巧みなハーモニーにフェンダー・ローズ、タイトなホーンセクション、そしてカリフォルニアの太陽燦燦と輝く景色がそこにあります!
State Cows : レビュー
Emily
2022年『High and Dry』より2曲。問答無用の正統派AORを堪能できます!
Hold On
Georgy Porgy
2019年作。ToToの名曲をシカゴのベーシストJason Scheffを迎えてのカバー。
Calf Stoutness Two
2014年作。スティーリー・ダンのアルバムを聴いているような緻密なインストルメンタル。
現代に受け継ぐ正統派AOR/Yacht Rockプロジェクト、 State Cows (ステート・カウズ)でした。
濃密なAORを欲している方は是非『High and Dry』を手に取ってみてはいかがでしょうか!